12月の第2日曜日はハワイ最大のスポーツイベント、ホノルルマラソンの日である。毎年3万人前後のランナーが参加する世界的にも大規模な市民マラソン。しかも参加者の半分は日本からのランナー。制限時間がないからか、もしくはハワイという土地の魅力からか、「フルマラソンデビューはホノルルで」という人も少なくない。
私も今年で7回目のホノルルマラソンとなった。エンデュランススポーツ愛好家として、そしてハワイをテーマにしたコラムにこのイベントは外すことはできない。ということで、2014年ホノルルマラソンを振り返りながら、この大会の魅力を紹介してみようと思う。
アラモアナから始まるホノルルマラソン
ホノルルマラソンのスタート地点はアラモアナSCの目の前を走るアラモアナ通り。ワイキキに滞在している日本からの参加者は、ツアー等が用意するバスもしくはアップを兼ねて自走でスタート地点までにやってくる。
レース3日前くらいから当日の交通規制の案内が出始める。そして簡易トイレ、目標ゴールタイム毎のスタート地点を示すバナーなど、少しずつ準備がすすめられていく。日本からの参加者は大体金曜日にハワイ入りする人が多いので、前日の土曜日にはアラモアナビーチパークで最終調整をする人も増える。そんな町の風景を眺めながら「いよいよだな~」とレースへの高揚感が高まってくるのである。
ホノルルマラソンはエキスポも楽しい
選手登録をするエキスポ会場もかなり大規模だ。ホノルルマラソンは必ず大手スポーツメーカーがスポンサーとしてつくのだが、2014年のスポンサーはアディダスからアンダーアーマーに変わった。例年通り、エキスポ会場でも最大ブースを構え、ホノルルマラソンのオリジナルグッズを販売している。
日本からのランナー向けに、ブース内のステージではマラソン当日に向けた日本語でのミニセミナーも開催されているので、ブースはいつも大盛況だ。他にもハワイローカルのサプリメントやグッズなどを販売するブースも多く、ちょっとしたハワイ物産展の様相も呈していて、ホノルルマラソンのエキスポはいつも長居してしまう。
ちなみにホノルルマラソンツアーを組んでいるHISのブースでは、オリンピックメダリストであるエリック・ワイナイナ氏がアテンドをしており、ランナー達と気さくに話したり記念撮影に応じたりしていた(私も一緒に写真を撮ってもらいました)。