ポイ探の菊地崇仁氏が、エンリッチ読者のライフスタイルにマッチするクレジットカード、あるいはポイントサービスの付加価値を見出す本連載。今回は、近年増えている国際ブランドやクレジットカード限定のチケット先行販売によるイベント体験を中心に話題を展開しよう。−−−

エンリッチ読者の皆さま、ポイ探の菊地です。前回は、2026年におけるプレミアム系クレジットカードの動向についてお伝えしました。大きなトレンドとして挙げたのは、クレジットカードの二極化です。エグゼクティブに対してプラチナ以上のラグジュアリーなカードを発行する一方、年会費無料をはじめとするリーズナブルなカードは新規受付停止や特典の縮小が目立ちます。消費者の視点に立つと、自身にとってプラスになるクレジットカードは何か、コストとベネフィットの両面から選び抜く必要がありそうです。この点については、新たなプレミアム系クレジットカードが登場したタイミングで、改めて解説します。
体験系の特典はさらに充実の方向へ
これまで何度も、クレジットカード各社は「モノ」に加え「コト」に対する特典を充実させていると述べました。それを示すかのように、現在は国際ブランドやクレジットカード限定でイベントチケットを先行販売するケースが増えています。私も定期的に利用しており、2026年1月には「Lady Gaga(レディー・ガガ):THE MAYHEM Ball」の東京ドーム公演に行ってきました。
チケットの申込みに利用したのは、スケジュールがもっともはやかったMastercard限定チケット先行販売(先着順)で、SS席を購入することができました。私が使ったのは「dカード PLATINUM」ですが、Mastercardブランドのクレジットカードならどれでも構いませんし、今回の申込みは先着順だったので、カードのグレードがチケットの取りやすさに影響したわけでもないでしょう。SS席はアリーナ席と1階席にわかれていましたが、私はアリーナ席でした。推測に過ぎませんが、Mastercard先行販売を利用できたことで、それなりに良い席を確保できたのかもしれません。コンサートの内容も申し分なく、素晴らしい体験となりました。
同じく1月には、「三井住友カードVisa Infinite」で申し込んだ「千住真理子ヴァイオリンリサイタルと洗練されたお料理で新春を祝う午餐会」にも参加しました。イベントの申し込み自体は2025年に行い、12月中旬に電話で当選の連絡を受けていたものです。
内容は食事とリサイタルが中心で、食事は中華料理のコース(アルコール・ソフトドリンク込み)で、リサイタルでは千千住真理子さんが愛用している1716年製のストラディバリウス「ドゥランディ」で14曲(アンコールで+2曲)が披露されました。案内された席は最前列で、ステージまでの距離はおよそ2mと、この近さで生演奏を聴ける機会は、あまりにも貴重です。参加費は1人2万円と、小さな会場と少ない参加者数、料理、演奏内容を考えると、かなり良心的な価格設定だと思います。同カードが重視する体験価値という点で満足度が高いといえるでしょう。今後のイベントにも期待しています。
−−−国際ブランドやクレジットカードによるチケット先行販売や特別イベントは増加傾向にある。次回も菊地氏の参加事例を紹介しよう。








