ENRICH(エンリッチ)

The Style Concierge

ヘリコプター免許取得編(後編)

ヘリ5_1

前編ではヘリ免許の試験内容について説明をした。後編では日本とアメリカ、両国で免許を取得する際のメリット、デメリットを見ていきたい。

アメリカで取得した自家用免許は書き換え可能

自家用ヘリの免許はアメリカで取っても、日本の免許に書き換えることができる。アメリカには連邦航空局の試験基準があり、航空法規は日米で異なるので書き換えの際には再度学科試験を受ける必要がある。

法規試験に合格して、日本で必要な飛行経歴を満たしていれば書き換えは可能。もちろん英語力は必須なのでお忘れなきよう。なお、事業用免許は書き換えができないので、それぞれの国で別途取得し直さなければならない。

なお、同じヘリコプター免許といっても、日米ではお国柄が変わるため、飛行方式はいろいろ異なる点がある。大まかに言ってしまえば、細かいことは気にしないアメリカに対して、日本はどこをどう飛行するのかある程度レギュレーションが決まっている。そこに順応して飛べるような訓練を受けなければならない。

ヘリ5_2
アメリカと日本の飛行形式には違いが

その他、ヘリの離着陸に関しては国土の広いアメリカはどこにでも降りられるが、日本は許可が必要となる。都内は特に厳しく、緊急性がなければ屋上のヘリポートは使用許可が下りない。レスキューヘリ専門と思ってもらっていいだろう。

エンリッチ編集部

Return Top