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トライアスロンを知る

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前回の記事ではトライアスロンという競技の魅力とメリットを中心に説明した。2回目となる今回は、トライアスロンの歴史や各地で開催される大会の情報、練習方法などをメインに紹介する。

トライアスロンの歴史と種類

トライアスロンという競技が生まれたのは1974年、アメリカのサンディエゴでのこと。日本では1981年に鳥取県の皆生温泉で最初の大会が開かれている。2000年のシドニーオリンピックでは正式競技として認定。これまでの日本人最高成績は、2008年の北京オリンピックで井出樹里選手が5位となっている。

トライアスロンは距離によってスプリント、ミドル、ロングなどいくつかの種類に分かれている。ここでは距離による種類の違いを見ていこう。

*2016年3月23日掲載。再構成してお届けします

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iStock.com/Istimages

●ショートディスタンス
スイム:1.5Km、バイク:40km、ラン:10km
最も一般的な距離として普及しているのがショートディスタンス。オリンピックで採用された距離のため、「オリンピックディスタンス」、もしくは「スタンダードディスタンス」ともいわれる。

●ミドルディスタンス
スイム:1.9~2.5Km、バイク:40~90km、ラン:14~20km
ショートディスタンスよりも若干長くなったミドルディスタンス。厳密な定義があるわけではなく、各地の大会ごとに種目の距離が微妙に異なる。

●ロングディスタンス
スイム:2~4Km、バイク:50~180km、ラン:15~42km
最も長いのがロングディスタンス。ミドルディスタンスと同様、大会によって距離に大きな差がある。トライアスロンの最高峰として知られる大会「アイアンマン」の距離はスイム:3.8Km、バイク:180km、ラン:42kmとなっている。

●スプリントディスタンス
スイム:0.75m、バイク:20km、ラン:5km
ショートディスタンスの半分に当たる距離。近年になって生まれた初心者向けのコース。これにより、トライアスロンのハードルが一段と下がったといえる。スプリントディスタンスの半分のタイプを「スーパースプリントディスタンス」と呼ぶ。

ちなみに、今回取材に協力いただいた青山トライアスロン倶楽部には子ども向けのコースも。スイムが50~100メートル、バイクが5キロ、ランが1キロという距離なので、子ども達は遊びの延長で始められる。

エンリッチ編集部

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