メンタルトレーナーの高畑好秀氏が、悩めるエンリッチにアドバイスする本コラム。意外な視点からの言葉に、思わずハッとさせられるかもしれません。今回は「結果のイメージ」をテーマに話を進めます。
短期的な成果を追うよりも
長期的な目標をつねに持つこと
みずからビジネスを立ち上げたり、組織を率いるポジションにいるならば、つねに何らかの“結果”を求められます。変革や成長、売上など…挙げればキリがありません。それらを達成するため自分自身はもちろん、部下、チーム、引いては組織を鼓舞し、精進する毎日でしょう。
さて、今回は「結果のイメージ」の持ち方について私なりにアドバイスしますが、皆さんはどのように捉えていますか?
ノルマのクリア、具体的な金額、新たなサービス・システムの開発、納期…これも置かれたポジションによって様々ですが、当初の目的・目標がブレないためにも、「どうありたい」「どうあるべき」といった姿は思い浮かべておいた方が良いのは言うまでもありません。
そこで気を付けたいのは、短期目標よりも長期目標、より遠いところにあるビジョンをイメージしておくことです。人は焦ってしまうと近視眼的になり、つい目先の結果ばかりに固執してしまいます。ところがそれでは本来目指すべき道からそれてしまい、気づけばおおよそ見当違いの結果を招いてしまうこともあるようです。