ENRICH(エンリッチ)

The Style Concierge

成功者がモテるのはブランディングが上手いから

エンリッチ kaya1804

成功者は異性にモテるのか?という話題はよく耳にする。男女関係ばかりは一筋縄ではいかないので、成功していればモテるというほど簡単な話ではないだろう。

だが、成功者が異性を口説き落とせる確率はやはり高い。それは経済力や社会的地位があると人が寄ってくるというだけの理由ではなさそうだ。カギとなるのは、自身へのブランディング能力である。

ブランディングが持つパワーは絶大

企業経営においてブランディングは非常に重要である。最近では、自分自身をブランディングするという考え方もかなり浸透してきている。自分をうまくブランディングできれば、仕事もうまくいくだろうし、異性にもモテるだろう。

だが、ブランディングほど世の中で誤解されて伝わっているものはない。

ブランディングというのは、顧客が企業や製品に対して一定の(良い)イメージを持つようにするための一連の手法や活動のことを指している。「パナソニックの製品は壊れない」「アップルはクール」といったイメージはまさにブランディングの成果として得られたものといってよいだろう。

ビジネスや対人関係においては、相手に何者であるかを知ってもらうまでの障壁がとても高いといわれる。意表を突いた広告で顧客を驚かそうと思っても、そもそも、その会社やサービスが知られていなければ、ただの奇妙な宣伝で終わってしまう。

ひとたびブランドを確立すれば、企業はその後、自社の製品やサービスについて、いちいち顧客に説明する必要がなくなるため、圧倒的に効率が高まってくる。

同じことは人物にもあてはまる。「営業のことはアイツに任せておけば大丈夫」「アイツは数字に強い」といったイメージは一種のブランドとなる。○○ならアイツがピカイチだというイメージが定着すれば、自己ブランディングとしては大成功といってよい。

「この人は仕事がデキる人」というブランドが確立すれば、それだけで異性関係は有利になるし、付き合い方もスマートではないかというイメージまで付いてくる。成功者はこうした自分へのブランディングが上手なので、結果として仕事でもプライベートでもよい成果を得ることができるのだ。

加谷珪一

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