ENRICH(エンリッチ)

The Style Concierge

ベントレー “マリナー”
ラグジュアリーのその先へ

〜フライングスパー V8 S ストラトゥス エディション by マリナー〜
(日本国内専用20台限定車)

最後に紹介するのは、ベントレーのラグジュアリーセダンとして知られる、フライングスパーの特別仕様車。マリナーの手による“日本限定モデル”で、その数はわずか20台。同社は昨年にも日本市場向けに「コンチネンタル GT V8 S ムーンクラウド エディション」をリリースしているが、それに続く第2弾だ。

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モデル名は「フライングスパー V8 S ストラトゥス エディション by マリナー」。「ストラトゥス」とは「層雲」の意味で、これをイメージするボディカラーとして、オニクス(ブラック)とグレーシャー・ホワイトの2種類をラインナップした。

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エクステリアには、21インチダークティント仕上げのホイール、レッドにペイントされたブレーキキャリパーは足元にアクセントを加えてくれる。ボディサイドには、マリナー・ファインラインと呼ばれるピンストライプがハンドメイドで描かれ、後部座席斜め後ろのCピラー部分にはダークティントのユニオンジャックを配置。セダンながらもベントレーが築き上げてきたレースの歴史を彷彿させる。

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日本人オーナーを意識した特別装備はふんだんに用意されている。主要なものを挙げていこう。

例えばインテリアカラー。手作業で作成されたベルーガ(ブラック)とポーパス(グレー)レザーが基調で、エクステリアカラーに合わせたアズール・パープル(パープル)もしくはリネン(グレーホワイト)のアクセントカラーを組み合わせ。ステアリングホイールの0時の位置に配したストライプ装飾、チタンエンリッチカーボンファイバー製のパネルはスポーティさを強調している。

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ドア下の敷居部分であるサイドシルには、乗降時にイルミネーションが点灯するマリナーのロゴ入りトレッドプレートも。細やかな演出からも、クラフトマンたちの心意気が伝わってくる。スポーティさと繊細ながらも豪華さが共存する、稀有なモデルといった印象だ。

フライングスパー V8 S ストラトゥス エディション by マリナーは日本人の嗜好を反映した、ラグジュアリーセダン。いきなりみずから特別仕様車を提案することは難しいが、マリナーではそれを考慮して、形にした格好だ。価格は2350万円(税込)。2018年第1四半期からデリバリーを予定している。

限定車だからこその付加価値
マリナーには資産的側面も期待

今回取り上げた3つのモデル。どれもがクラフトマンたちのこだわりが詰まっていて、価値の高さは言うまでもない。

さらに考えたいのは、希少性ゆえの資産性。ミュルザンヌ ホールマーク シリーズ by マリナーは全世界で50台、フライングスパー V8 S ストラトゥス エディション by マリナーは日本に20台しか存在しない。それに対して根強い人気を誇るのだから資産価値は下がりにくく、リセール時に有利になることが考えられる。クルマが好きだからこそ、定期的に乗り換えたいと考えるオーナーは少なくない。そういった場合にもメリットを見いだせるのが、マリナー仕様の強みだろう。

ラグジュアリー、ドライビングプレジャー、最先端のテクノロジーを兼ね備えるだけではなく、資産性も期待できる今回のラインナップ。皆さんもその目で確かめてみては?


取材協力:ベントレーモーターズジャパン

エンリッチ編集部

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