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ベントレー “マリナー”
ラグジュアリーのその先へ

エンリッチ マリナー

グローバルで成功者達を魅了し続けている“ベントレー”。このほどドライバーズマインドを刺激する新たなイベントを開催したので、その様子をお届けしよう。ーー

「BE EXTRAORDINARY 2018」と銘打った、ベントレー正規販売店による、このイベント。3月2日の東京を皮切りに大阪、名古屋、福岡、広島で開催され、東京会場の「グランドハイアット東京」には新型コンチネンタルGTのみならず、最新のマリナー特別仕様車も展示された。

エンリッチ マリナー1

英国本社のビスポーク部門「マリナー」
クルマを“工芸品”に仕立て上げる匠の技

メイントピックに入る前に「マリナー」に触れておこう。

言わずもがな、ベントレーは世界のエグゼクティブ達から選ばれている高級車ブランド。「コンチネンタル」「フライングスパー」「ベンテイガ」「ミュルザンヌ」といった4つのラインナップの設計からR&D、エンジニアリング、製造までを英国本社で管理していて、イギリス製造業の最高峰とも評されている。

そんなベントレーのなかで、マリナーはビスポーク(特別注文)を手掛ける特別な部門。通常は顧客の希望に沿った一台を仕立て上げているが、並行して今回のような特別仕様車も発表している。

マリナーはイギリスを代表する名門コーチビルダー(ボディ製造工房)で、16世紀に馬具製造工房として創業。18世紀末にフランシス・マリナーが郵政当局から馬車製造を認可されたのをきっかけに、親族たちはイングランド各地で馬車を製造するコーチビルダーとして頭角を現すことに。20世紀に入ると英国を代表する高級車ブランドからボディ製作を任せられるようになり、ベントレーとは1923年のロンドン・モーターショーに出品した「3リッター・スピードモデル」をきっかけに関わりを持ち、1950年代からは特別仕様車の製作を始め数々の傑作を世に送り出してきた。

そして現在、ベントレー本社ファクトリーの一角にはマリナー部門があり、専属スタッフがビスポークに従事している。マリナーはベントレーの歴史を支えてきた立役者であり、現在は高級車に手を加えることで工芸品の域まで引き上げる、クラフトマンシップに溢れた集団と言えるだろう。

マリナーが手掛けた3モデルを国内初披露

エンリッチ マリナー2

今回、日本で初披露されたのは、マリナーが手掛けたベントレーの限定3モデル。マリナー仕様の3モデルが揃って紹介されるのは今回が初との事だ。さっそく、各モデルの付加価値に迫っていこう。

エンリッチ編集部

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