ENRICH(エンリッチ)

The Style Concierge

Artglorieux(アールグロリュー) 
GINZA SIXで“欲しい”アートに出会う

世界観を大事にする見せ方で
作品の魅力を最大限に引き出す

話題の展覧会も行っていて、2017年5月に行われた、具体美術協会出身の画家・インスタレーション作家の向井修二氏による「―天・空・地・人―向井修二展」では、数々の作品を展示。

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同氏はすでに海外でも評価は高く、作品2点がニューヨーク近代美術館に所蔵されているほど。昨年12月にリニューアルオープンした『シャネル 銀座並木』のアートワークを手掛けたことでも知られているが、「Artglorieux」での展示会以降、価格が倍になった作品もあったという。

今年1月には、幅広いジャンルで活躍する人気の中堅・若手立体作家によるグループ展「3-dimensional arts」を2週連続に渡り開催した。その中の一人が、木彫、乾漆、ブロンズといった様々な技法を自由自在に用いながら生気溢れる彫刻作品を制作する大森暁生氏だ。国内外のアートフェア、百貨店、美術館、ギャラリーで作品を発表していて、南青山のイタリアンレストランをはじめとする飲食店、アパレル、ミュージシャンとのコラボ作品もたくさん手掛けている。

「『Artglorieux』のことはオープン当初から知っていて、これまでにないコンセプトのギャラリーとして注目していました。今回は声をおかけいただき誇らしい気持ちです」

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大森氏は、家具と彫刻を融合させた作品でも有名で、直径140㎝のガラス製のローテーブルを海面に見立て、そこから顔を出したゾウガメが印象的な『月夜のテーブル-Giant tortoise-』は、あまりにもユニークなプロダクト。購入者の別荘に置いているというが、来客があると必ず話題になり、その場を盛り上げるという。

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「絵画と異なり彫刻はサイズが大きく場所を取り、空間を支配する力を持っています。そういった作品を楽しみにしていただき、実際に手に取っていただけるというのは私にとってもやる気になります。購入者の方も『毎日見ることでモチベーションになっている』など、資産性だけではなく、ご自身への投資にも役立っているようで、作家冥利につきますね」

「Artglorieux」でも数々の作品を展示していて、印象的だったのは「見せ方」。一般的に美術品は明るい室内で展示台に置かれるが、ここでは、暗闇に浮かび上がるような雰囲気。「他ではきない展示方法で、ひとつ一つの作品が独立するのではなく、並べて全体感を演出できたのも私がイメージする世界観に近く、とても満足しています」

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鏡に半分の彫刻を貼り付け、鏡越しに見ると全体像が現れる、不思議な作品も大森氏が得意とするところ。平面の世界を空間に変えることから人気が高い。今回の展覧会でも代表的な作品がお目見えしていた。『Baby Phoenix』はその一つで、ブロンズで作られた伝説上の不死鳥の子供が炎を吹き出しているという作品だ。斜めから見ると鏡のおかげでフェニックスの全身が映り、一気に躍動感が高まる。

「火を吹く練習をしている様子です(笑)。私は伝説の動物をモチーフにすることが多々ありますが、私なりに解釈して、骨格や動きなどリアリティを大切にしています」

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こういった大森氏の作品は来場者からの関心も高く、じっくりと眺める人が続出。オリエンタルな「龍」を表現した作品には旅行ついでに訪れた外国人も目を奪われていた。なお、初日には展覧会の情報を聞きつけたアジアのファンが直接買い付けに訪れていた。

このように、作家のジャンルやキャリアにとらわれず、国内外に発信したい、資産性や将来性が期待できる作品を取り上げていくというのが、「Artglorieux」のスタンスだ。その姿勢はエグゼクティブを中心に着実に評価されている。


アールグロリュー
東京 銀座
Artglorieux GALLERY of TOKYO

 
住所:東京都中央区銀座六丁目10番1号
GINZA SIX 5F 〔MAP
TEL:03-3572-8886
URL: artglorieux.jp
営業時間:10:30~20:30


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