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百貨店プレミアム系カード最新動向 1/3

ポイ探の菊地崇仁氏が、エンリッチ読者のライフスタイルにマッチするクレジットカード、あるいはポイントの付加価値を見出す本連載。5月のテーマは、百貨店におけるプレミアム系クレジットカードの動向だ。新たな展開が始まっている。ーーー

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エンリッチ読者の皆さん、ポイ探の菊地崇仁です。前回は「モノ消費からコト消費」というトレンドを背景に、アメックスプラチナなどプレミアム系クレジットカードが提供する、付加価値イベントを紹介しました。「フリー・ステイ・ギフト」は単純にお得なだけではなく、全国のハイクラスのホテルに宿泊ができ、JCBザ・クラスやラグジュアリーカードが実施するグルメイベントは、貴重な体験をもたらしてくれるでしょう。こういった、プレミアムな付帯特典を使うことこそ、プレミアム系クレジットカードの本質ですから、皆さんもぜひ実践していただきたいと思います。私も新たな体験がありましたら誌上でお伝えいたします。

三越伊勢丹グループがカードの統合と
ラインアップの拡充を推進

今回は、百貨店のプレミアム系クレジットカードの最新動向を紹介します。同業界は社会構造やテクノロジーの進化により、収益構造に変化が訪れていて、それを補う目的もあってか、カード事業に力を入れている会社もあるようです。

ご存知の通り、AmazonをはじめとするECサイトの台頭、消費者動向や嗜好の変化に伴い「ショッピングといえば百貨店」という構造は厳しくなりつつあります。2017年の全国百貨店売上高は5兆9532億円で既存店ベースだと前年比0.1%増でしたが、前年に引き続き6兆円を割り込みました。免税店売上高が過去最高でインバウンド消費が下支えをした格好ですが、肝心の日本人の消費は伸び悩んでいて、どうにかしたいところです。

こういった点を背景に、百貨店業界はカード事業を成長分野と捉え、新たな施策を打ち出しています。こと、プレミアム系クレジットカードの拡充は集客や新規顧客の獲得に効果的だということでしょう。

カード事業の大改革に踏み切ったのは、三越伊勢丹ホールディングスです。同社ではグループの収益体質の強化を推進するなかで、カード事業を百貨店事業、不動産事業と並ぶ成長事業と位置づけ、子会社のエムアイカードが発行するカードの拡大に取引始めています。

具体的には、以前も取り上げた「プラチナ」グレードの百貨店カードの発行です。いままで、エムアイカードにはゴールドグレードまでしかカードはありませんでしたが、今春からはインビテーション制でワンランク上のカードを取り扱い始めました。国際ブランドはVISAで年会費は税別5万円となっています。

菊地崇仁

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