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マイナス金利時代の銀行・証券会社の活用法 2/3

ブラック・プレミアムクラスを中心に、ポイ探の菊地崇仁氏が、クレジットカードの隠された使い方や機能を探っていく本企画。4月は「銀行や証券会社とポイント」に触れているが、今回は銀行のポイントサービスを紹介しよう。(初回から読む

エンリッチ プレカー2

いまや、銀行取引+ポイントは
当たり前になりつつある?

4月前編で紹介した、SMBC信託銀行は、同行が発行するプレスティアカードのホルダーに対して、口座座維持手数料の免除、金融商品の取引実績に応じたポイントを付与するといった特典でした。

一方、他の銀行はどうかというと、ネットバンクを中心に、口座開設者を対象に似たようなサービスを提供しています。多くの顧客を抱えるメガバンクや既存地銀に対抗するために始めたのですが、後発としては効果的だったようで、新規口座の開設に貢献したようです。ポイント付与は実質的に金利アップを意味しますし、しかも課税されません。顧客のメリットは多大で、マイナス金利時代であればなおさら。いくつか具体例を見ていきましょう。

楽天銀行

ネットユーザーを中心に人気の楽天銀行では「ハッピープログラム」という、取引に応じて楽天スーパーポイントを付与する顧客優遇サービスを実施しています。同行には、預かり資産残高、または対象商品・サービスの取引件数で、「ベーシック」(エントリー)「アドバンスト」(残高10万円以上または取引5件以上)、「プレミアム」(残高50万円以上または取引10件以上)、「VIP」(残高100万円以上または取引20件以上)、「スーパーVIP」(残高300万円以上または取引30件以上)といった会員ステージが用意されていて、これによりATM利用手数料が最大で月7回、他行手数料は最大月3回無料になるという仕組み(各ステージにより無料回数が異なる)。ポイントの付与率も同様で、プレミアムは2倍、VIP・スーパーVIPは3倍貯まる仕組みです。一部をピックアップしてみましょう。

●他行口座からの振込
●給与/賞与/年金(国庫金)の受取
●口座振替=(自動引落)
●ATM取引(入出金)
※すべて1P付与、プレミアムは2P付与、VIP・スーパーVIPは3P付与

これに加えて、楽天証券での取引も対象になり、国内株式、米国株式、日経225先物取引、国債やFX、投資信託といった金融商品を売買することで、楽天スーパーポイントが貯まります。

イオン銀行

イオンユーザーに口座開設者が目立つイオン銀行ですが、同行が提供するのは「イオン銀行ポイントクラブ」というサービス。ここでは、6カ月の判定期間にイオンカード、WAON、イオンデビッドカードの利用実績により、会員ステージを「ステージ1」(10万円)、「ステージ2」(30万円)、「ステージ3」(50万円)と分類。毎月5日、15日、25日の「お客さまわくわくデー」にオートチャージを利用すると、WAONポイントが10~30ポイント、他行宛振込、他行ATMでの引き出し、他行からの振込入金でも、WAONポイントが付きます。さらに、次のような銀行商品・サービスの利用でも、ステージごとに25~100ポイントが得られるというインセンティブも。

●定期預金(月末時点残高100万円以上)
●投資信託(月末時点の残高時価評価額100万円以上)
●住宅ローン(月末時点で残高あり)
●無担保ローン(月末時点の残高10万円以上)
●公的年金(受取実績あり)

公共料金も対象で、電気、ガス、電話料金などの口座振替1件につき5WAONポイントが付与されます。

菊地崇仁

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