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新世代のリゾート、ブンガラヤ

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先日、両親がシンガポール/ジョホールに遊びに来たので、その間に皆でコタキナバルにも行ってきました。来年には、子供がジョホールのマルボロカレッジにシンガポールから通えるようになるので、ジョホールの家を引き払って再びシンガポールで暮らそうと考えています。そこで、マレーシアに住んでいる間にしか中々いけない場所ということで、コタキナバルを選びました。

マレーシアは、マレー半島とボルネオ島の大きく2つの島に国土が分かれていて、ジョホールからコタキナバルまで飛行機で2時間以上かかります。私たちもボルネオ島を訪れるのは今回初めてでしたが、開発が進んだマレー半島の大都市と違って、都市部からすぐに大自然の中に入れスケールが大きく迫力がありました。ちなみに、ボルネオ島はマレーシアだけでなく、インドネシアもブルネイも国土を有していて、平和的に3つの国が1つの島に共存している稀有な例です。

コタキナバルでは本島にある大型リゾートであるシャングリラホテルと、本島から船で20分ほど移動したガヤ島にある秘境リゾート、ブンガラヤの2つのリゾートに宿泊しました。シャングリラはコタキナバル屈指の大型リゾートで、とても大きなプールがあり、スライダーや種々のゲームなどのアトラクションが充実しているので子連れにオススメです。

コタキナバル本島のシャングリラホテル
コタキナバル本島のシャングリラホテル

シャングリラを利用しているゲストの8割ほどは中国人で、日本人はあまり見かけませんでした。その為か、レストランやコンシェルジュに行くたびに中国語で話しかけられました。ただ、中国人観光客はあまりリゾートの外に出ないのか、街中のレストランやショッピングモールを見て回りましたが、ほとんど中国人を見かけませんでした。

以前にランカウイ島に遊びに行った時も感じましたが、東南アジアのリゾートのレベルはどんどん上がっています。ガヤ島にあるブンガラヤは2009年に営業を開始した比較的に新しいホテルです。ボルネオ島から船で30分ほどのガヤ島の入り江が丸ごと1つリゾートになっています。この入り江は急峻な山に取り囲まれているので、ブンガラヤに滞在しているとホテル以外の人工物は一切目に入りません。

リゾートもオールヴィラタイプで、自然を満喫できるように余裕をもって作られています。ヴィラの数は50以下で、レストランも2つだけのこぢんまりとしたリゾートですが、繁忙期でないこともあっておそらく10組ほどしか同時期に滞在しておらず、プライバシーを保ちながらゆったりと楽しむことができました。

ホテル以外の人工物は一切目に入らないブンカラヤ
ホテル以外の人工物は一切目に入らないブンカラヤ

シャングリラと同じくブンガラヤでも他に日本人は見かけませんでした。ただ、ブンガラヤではゲストの中心は欧米系であるとスタッフは話していました。日本人がバブル時代に海外旅行によく出かけるようになった時と同じで、中国人観光客も団体ツアーで大規模ホテルに泊まるスタイルが一般的なのかもしれません。

岡村聡

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