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進化するリゾート、ランカウイ島

マレーシアの最北部に位置するランカウイ島に遊びに行ってきましたので、今回はランカウイ島の最新の状況について紹介します。

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アーニー・エルスのゴルフコース

前回に紹介したマレー半島南東部のリゾートであるデサールと、今回紹介するランカウイ島の共通点は共にアーニー・エルス設計のゴルフコースがあることです。前回のコラムでアーニー・エルスは、プロゴルフプレーヤーとしてだけでなく、ゴルフコースの設計者としても高い評価を受けていることは紹介しましたが、デサールに先んじて2014年10月にランカウイ島に開業したジ・エルス・クラブ・テルック・ダタイも素晴らしいコースという名声を得ています。

空港から山を越えたランカウイ島の中でも秘境の島北部に位置するこのゴルフコースは、前回に紹介したデサールにあるエルス設計のゴルフコースと同じく、海沿いのランドスケープを活かしたダイナミックなコースとなっています。開業してすぐに、旅行業界のアカデミー賞と呼ばれるWorld Travel AwardsのWorld’s Best New Golf Courseに選出されたことからも、世界的に高く評価されていることが分かります。

ここには以前にダタイベイ・ゴルフクラブというコースがありましたが、エルスが全面的に設計を見直して、リノベーションされました。このコースの特徴は全くバンカーがないことです。人工的にバンカーというハザードを作らなくとも、海沿いのダイナミックな地形をうまく生かすことで自然の地形がそのままハザードとなって、狙いどころが絞られているとてもやりがいのあるコースです。

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デサールもそうですが、国際的に高い人気を得るリゾート地となるにはフォーシーズンズやリッツカールトン、さらにはよりこだわりがあるツーリストに人気のアマン、バンヤンツリー、ジュメイラといった超高級ブランドのホテルが欠かせません。

ランカウイ島にはこの両方の要素が揃ったことで、数週間単位で滞在する欧米人の長期バカンス需要をうまく取り込んでいると、今回の滞在でリゾートの客層やホテルのスタッフとの会話で感じました。

岡村聡

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