直進や旋回などさまざまな操縦を体験
鶴見川に出ると講師と代わり、KOTAさんはフロントシートへ。最初はエンジンの始動・停止の手順から入り、次いでマリンジェットを発進させ、操縦・走行の感覚をつかみます。
スロットルレバーを握るとエンジンが回り船底から水を吸い込み、船体は加速。旋回はスロットルとハンドル操作を併用するのがポイントで、実際に動かすとコツがつかめます。
操縦に慣れてくると、既定の間隔で設置されたブイを使った2つのコースを走行。それぞれのコースで、国家試験を想定した実技を行います。
コース1:発進→直進→単旋回→危険回避→単旋回→停止
周囲や同乗者の安全を確認した後、発進。
まずはブイと並行に中速で直進。
一番外側のブイから10mほど離れてから旋回。直前に迫った障害物を加速しながら急旋回して避ける危険回避も行います。
マリンジェットにはブレーキがなく、スロットルレバーを放し水の抵抗で減速しますが、繰り返し行って感覚を養います。
コース2:発進→8の字旋回→スラローム→停止
4つのブイを使い、中速で8の字旋回。ブイからの距離は10m以内で、左右の旋回が等しくなるようハンドルとスロットルを操作。要所ごとに安全確認や操船ができているか、講師がチェックします。
「何度も繰り返すと、キレイな8の字が描けるようになりました」と、テクニックは徐々に上達。
8の字旋回から、そのままスラロームへ。
ブイとブイの中間をすり抜けるようリズミカルに操縦するのがコツです。
これまで、リヤシートに乗ったことはあっても、スロットルを握るのはこの日が初めて。「クルーザーとはまた違う楽しさがありますね」と、興奮を隠しません。講師のアドバイスを受けコースを走るうちに、滑らかな走りになりました。