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憧れの車を合理的に所有 
RENDEZ-VOUS の「共同オーナー」とは?

空冷ポルシェ なら月額6.4万円で共同所有

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YOKOHAMA BASEの1階部分。マッチングした車がズラリと並ぶ

どれくらいのコストを負担すれば車を共同所有できるのか。これまでの成約事例は以下の通りだ。

ポルシェ911:月額6.4万円
マツダ RX-7:月額5.2万円
フェラーリ カルフォルニア:月額7.1万円
フォード マスタング:月額4.6万円 など

いずれも共同オーナーは4人で、頭金15万円を充当した場合だ。料金にはタイヤやオイル、バッテリーなどの消耗品、メンテナンスといった維持管理費、駐車場代、保険代も含まれる。個人で持つことに比べると、コスト削減効果は絶大だ。例えば、車両価格1000万円以上のPORSCHEを所有するとなれば、年間の維持費だけで30万円は優に超える。RENDEZ-VOUSの場合、それが月6万円程度に抑えられる。

なぜ、これだけ低コストなのか。浅岡氏は「契約期間における車両価値分の減少分を負担する仕組みだからです」と強調する。例えば、購入時価格1000万円が1年後に800万円に下がるとしたら、差額の200万円に維持管理費を加えた金額を共同オーナーが均等に負担する。

「車両価値は当社が保有している50万件以上の中古車相場データベースから算出しています。お支払いいただく金額は契約時に決まるため、期間内に変動することはありません。契約期間が終了する時点でオーナーが合意すれば、継続することもできます」

利用可能日数は年間48日〜72日だが、先述した通り、自家用車の稼働率は年間4.2%、日数に換算すると約15日に過ぎない。すでにファミリーカーや趣味を目的としたセカンドカーを持っていたら、乗車できる日はさらに減るだろう。そう考えると、RENDEZ-VOUSの共同オーナー型は合理的な所有形態だ。

「オーナー側も最大の目的はコストではなく、余計な手間を省いて好きな車を楽しみたいと考えるケースがほとんど。それに、個人で所有すると資金面だけではなく保管場所などの問題も生じますが、共同オーナー型ではそういった悩みもありません。それこそ、この仕組みで複数台を所有することもできます。豊かな暮らしの実現にひと役買うと考えています」

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ポルシェの「911(930型)」
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ケータハムの「スーパーセブン」

これまでに10台のマッチングが成立し、現時点で500人がウェイティングリストに名を連ねている。共同オーナー型のサービスが、いかに趣味車のある生活を楽しみたいというニーズを捉えたかがわかる。

「オーナーは20代から還暦世代と幅広く、起業家や経営者、士業の方など職業もさまざまです。若い世代はAirbnbやUberなどシェアリングエコノミーに抵抗がなく、ミドル~シニア世代は所有にこだわる傾向がありますが、双方のニーズを満たしているからでしょう。一方、車に対する思い入れは濃淡があり、好きだと公言してはばからない方もいれば、それよりも手前で、クラシックカーに憧れを抱きお問い合わせいただくケースもあります」

根っからのカーファンですでに複数台を所有したことがあるなら、その大変さは身に染みているというもの。だからこそ、RENDEZ-VOUSのサービスに魅力を感じる。

「学生なら共同所有にすることで車を持つ負担を軽減でき、収入や時間に余裕があるならワインやゴルフを楽しむのと同じように、憧れている車とともに過ごす暮らしを実現するために、当社のサービスをお使いいただいています」

子どもが生まれスポーツカーからファミリーカーに乗り換えたが、どうしても乗り心地が忘れられず契約したオーナーもいたそうだ。普段は遠方に住んでいるが、ビジネスで首都圏に来た際YOKOHAMA BASEで自家用車と入れ替え、滞在中はフェラーリを楽しむ。1週間予約し、その間は好きな車でドライブを満喫するといった使い方も。彼らは車が人生を豊かにするものだと知っているので、共同オーナー型のサービスに共感を覚えている。

一方、新しいことを始めたい、好奇心を満たしたい人にとっても、車はいろどりを与える。比較的新しいタイプのポルシェを契約したが、次はもっと古いタイプ、あるいは他の車種にもトライしたいなど、1年契約の共同所有だからこそ多様な接し方が可能だ。

「クラシックカーラリーをご案内したり、自社でも開催したりするなど、車を通じた遊びも提案しています。我々が介在することでコストや手間だけでなく、車とともにある暮らしを楽しんでいただきたいと思います」

映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に登場したデロリアンが忘れられない、小さい頃はミニカーで遊んだ記憶はあるが、社会人になると都心で就職。車を必要としない生活を送った人が当時を思い出し、RENDEZ-VOUSのサービスにたどり着いたこともあったという。

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DMCの「デロリアン」
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マツダの「RX-7」

「そういった方の場合、車を持つことに対するリスクを当社が負うことに、安全や安心を感じていただいています。我々は売って終わりではないからこそ厳選して車を選び、メンテナンスも徹底していますから。ちなみに、車によっては運転にコツが必要だったり、スイッチの位置が分かりづらかったりすることもあります。事前にレクチャーするのでご安心ください」

レンタカーやカーシェアリングとは異なり、「所有」に比重を置いているのが大きな違いだ。車との新しい関わり方の提案であり、現時点で共同オーナー型のサービスを手掛けているのはRENDEZ-VOUSだけだ。

「レンタル形式では利用時間が限られ、ディーラーなどで試乗できる時間もごくわずか。これでは、車を持つ、運転する楽しみを十分に味わえません。とりわけ、ライフスタイルに合った希少車を見つけるのは難しく、数年の納車待ちを経て乗ったものの相性が良くなく、売却したという声も聞きます。共同所有でともに暮らし、満足度を確かめた上で自家用車として購入することもできるわけです。その際のサポートも提供しています」

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エンリッチ編集部

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