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The Style Concierge

フリー・ステイ・ギフトを使ったトラベルレポート 1/3

ポイ探の菊地崇仁氏が、エンリッチ読者のライフスタイルにマッチするクレジットカード、あるいはポイントの付加価値を見出す本連載。今回は、「アメックスプラチナ」の特典である「フリー・ステイ・ギフト」を使った旅行の模様、さらにはアメリカで始まる「Apple Card」の概要をお伝えする。ーー

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エンリッチ読者の皆さん、ポイ探の菊地崇仁です。前回は、ローソン銀行のクレジットカード「ローソン Ponta プラス」を紹介しました。平日昼間は同行ATMを手数料無料で使うことができ、Pontaポイントがたまりやすいというのが特徴です。たまったポイントは手数料無料でJALマイルに移行ができ、Pontaユーザーにはお得なカードと言えそうです。

「ゆうちょPay」など、最新のキャッシュレス決済にも触れました。コンビニが展開する「ファミペイ」と「7Pay」は7月からサービスを始めることが決まったようです。2019年10月の消費税増税に合わせて、中小小売店でキャッシュレス決済をすると最大5%のポイント還元が始まり、これにはクレジットカード、電子マネーだけではなく、多くのコード決済も含まれます。期間限定とはいえ、キャッシュレス決済をしないと、明らかにデメリットになるわけですから、日常に取り入れたいところです。

Appleがクレジットカード事業に参入
実物カードはトレンドのチタン製

本題に入る前に、3月にAppleが発表した「Apple Card」について取り上げます。なんと、満を持してというべきか、同社のクレジットカード事業への参入が決まりました。

Apple Cardはマスターカードとゴールドマンサックスとの提携によりつくられたもので、iPhoneに入っている「Wallet」アプリ、もしくはリアルなクレジットカードとして使うことができます。なんと実物カードはチタン製です。近年は、「ラグジュアリーカード」、「アメックスプラチナ」など、金属製のカードが市場のトレンドですが、Apple Cardもそれに倣った格好です。

Apple Cardにはキャッシュバックの特典が付帯しています。Apple Payに登録して使うと決済額の2%、Apple Storeでの購入を含むアップル製品とサービスの利用で3%、実物カードをマスターカード加盟店で使うと1%といった内容です。アップルユーザーにとって、非常に有利と言えるでしょう。

ただし、このサービス。今夏に米国で始まる予定ですが、日本への導入は現時点で未定です。日本は他の先進諸国に比べてキャッシュレス決済比率が低く、現状では2割程度。市場があまり大きくないので、参入をためらう可能性があります。一方、ラグジュアリーカードはアメリカに次いで2カ国目の導入でした。ハイブランドのクレジットカードはエグゼクティブが対象なので、勝機があったのかもしれません。Apple Cardが上陸するかどうわかりませんが、いずれにしても、アップルユーザーにとっては待ち遠しいサービスですから、続報があればお知らせしたいと思います。

菊地崇仁

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