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シドニー 2/2 
シドニーはアジア太平洋地域の観光ハブを目指す

シドニー② 1

前回は主に海外からの観光客や移住者に焦点をあててシドニーの動向を紹介しましたが、今回はシドニーに2021年の完成を目指して建設中の巨大カジノリゾートを中心に紹介していきます。この巨大カジノリゾート「クラウンシドニー」の建設を主導しているのが、オーストラリア屈指の大富豪でカジノ王とも呼ばれるジェームズ・パッカーです。

パッカー氏は今年1月に歌姫マライア・キャリーとの婚約を発表して世界中で話題となりました。パッカー氏はシドニー中心部から車で20分ほどのボンダイビーチの近くに約2,000万豪ドル (約17億円)の価値があるとされる大豪邸を所有しています。この豪邸は以前ネット上で売りに出されていましたが、マライア・キャリーとの婚約を発表した後に販売をやめたので、新婚生活をこの家で送るのではないかと現地で話題となっていました。

このボンダイビーチの周辺や、前回のコラムで紹介したダブルベイなど、マリンライフが気軽に楽しめる高級住宅エリアがシドニー近郊にはたくさんあります。シドニーを訪れた時にはこれらのエリアをフェリーや車で回ってみてください。シドニーの豊かなライフスタイルがよく分かります。

シドニー② 3

シドニーに今回1週間ほど滞在して感じたことは、世界中どこから来てもすぐに溶け込みやすいことです。欧米の高級住宅エリアではマリーナなども会員制になっていて多くのレストランにも部外者は入れませんが、シドニー近郊ではそうしたことはまずありません。気候も良く空気がきれいなことも、多くのエリアで大気汚染に悩まされているアジアからの観光客にとってはうれしいでしょう。

街中でショッピングをしていても、ピットストリートなど主要スポットでは街全体でWifiが飛んでいて、観光客でも簡単に使えるので、奥さんや子供のショッピングを待つお父さんの身としても快適でした。日本を訪れた外国人観光客の最大の不満が英語とWifiらしいですが、シドニーではどちらも全く問題ありません。こうしたオープンな雰囲気に影響されてか、私がピットストリートで妻の買い物を待っている間に、私の足元においてあるショッピング袋を見てこのブランドの店はどこにあるのかとよく聞かれました。観光客が見知らぬ他人に気軽に話しかけることも欧米の主要都市ではまず経験しないことです。

こうしたオープンな雰囲気で世界中から観光客を集めているシドニーに、前述したようにパッカー氏は約20億豪ドルをかけて巨大なカジノリゾートを計画しています。パッカー氏率いるクラウングループはこれまでもオーストラリアだけでなく、マカオやマニラで数々のカジノリゾートを手掛けてきましたが、このクラウンシドニーは史上最大級のプロジェクトで、パッカー氏も自社グループに限らず世界的に見ても最重要のリゾート計画と発言しています。

岡村聡

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