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レクサスLC イベントレポート

具体的には、結婚式を装ったダンスチームが目の前でパフォーマンスを見せたり、LCを走らせているとポリスに扮したパフォーマーに停められたり、急に道路工事の人たちがドラムパフォーマンスをはじめたりする。そして最後にはクルマから下ろされ、ダンスチームのセンターに立たされるのだ。よくぞこんなシナリオ考えたな、といった内容である。

さらにアメージングなのは、このイベントの一部を世界的なDJ、マーク・ロンソンが関わっている点。編集されたビデオに音を入れてくれとヴィラ内の個室に連れて行かれると、そこにマーク・ロンソン自身が登場。

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突然のマーク・ロンソン登場に驚く九島氏

直接話しができるという段取りだ。しかもBGMの素材は彼の作品。それをPCの画面をタップして自分でアレンジするという体験ができる。まさにアメージングの連続である。

このイベントは世界中のライフスタイルメディアを集めて行われた。なので、本格的なLCのテストドライブはまた別の機会となるのだが、個人的に4度目となる試乗でLC500h、つまりハイブリッドのよさが乗れば乗るほどわかってきたような気がした。ワインディングでのハンドリングと軽快なフットワークはかなり上質。エキゾーストノートを含め心地よい走りをみせてくれた。過去の試乗では高速域でのパフォーマンスで5リッターV8エンジンに目を惹かれたが、日常使いでのハイブリッドはかなりよさそうだ。

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なんて感じのレクサスヨーロッパ主催のイベント。これまでとはちょっと違った趣が新鮮だったのは言わずもがな。レクサスのイメージは日本とアメリカ、ヨーロッパで異なるのは予想していたが、アメージングいっぱいのコンテンツに、新たなレクサスの可能性を感じた5月のイビザ島であった……。

実際の動画はこちら

九島辰也

九島 辰也 (くしまたつや)

モータージャーナリスト兼コラムニスト/ 日本カーオブザイヤー選考委員。「Car EX(世界文化社)」「アメリカンSUV/ヨーロピアンSUV&WAGON(エイ出版社)」編集長「LEON(主婦と生活社)」副編集長を経て、現在はモータージャーナリスト活動を中心に様々なジャンルで活躍。2015年からアリタリア航空機内誌日本語版編集長、2016年から「MADURO(RR)」総編集長もつとめる。

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九島辰也

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