ENRICH(エンリッチ)

The Style Concierge

ボートのライセンスを取得する

身体検査をパスしましょう

学科試験、実技試験の前に身体検査を受ける必要があります。チェックされるのは「視力、色覚、聴力、疾病及び身体機能の障害の有無について」。以下、具体的に見ていきましょう。

クルーザー3_4

・視力
両眼とも0.5以上の視力があること(矯正可)。一方が0.5未満の場合は、もう一方の視力が0.5以上で、視野が左右150度以上あればOKです。

・色覚
夜に船舶の灯火の色が識別できること。それができなくても、日出から日没までの時間で航路標識の彩色を識別できれば、時間帯限定の免許が取得できます。

・聴力
5m以上の距離で普通の声音が聞こえること(補聴器可)。

・疾病及び身体機能の障害
軽症で、船の操縦に支障をきたさないと認められること。

いかがでしょうか。それほどシビアな身体検査ではないので、多くの人は問題なくパスできるかと思います。

学科試験はうれしい四択問題

クルーザー3_5

学科試験で求められるのは「しっかりと航行ルールを理解しているか?」、「エンジンについての基礎的な知識があるか?」「ブイの色の違いを理解しているか?」などの基本です。合格基準は、科目ごとに半分以上の問題に正解して、各科目の合計問題数の65パーセント以上に正解していること。つまり、7割未満の正答率で合格できるんです。

具体的な科目は以下の3つ。
・小型船舶操縦者の心得及び遵守事項
・交通の方法(一般)
・運航(一般)

一級試験は上記3科目に「上級運航1」「上級運航2」がプラスされます。上級運航1の試験については三角定規、ディバイダ、製図用コンパスが必要になるので、試験会場に持参するのをお忘れなく。

教官とマンツーマンで行われる実技試験

クルーザー3_6

さあ、学科試験の次は実際に船を操縦する実技試験が待ち受けています。発航前の点検から始まって、船の直進、停止、後進、蛇行運転、人命救助、着岸、離岸、係留など一通りの操縦を教官の指示に従ってこなしていきます。人命救助で2度失敗してしまうと危険行為と見なされてしまうので、くれぐれも気をつけて。

試験時間は約1時間15分。教官はずっと隣に乗っていますが、焦らずにリラックスした気持ちで臨んでください。

エンリッチ編集部

Return Top