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カンボジア不動産投資 vol.1

経済発展目覚ましく、投資エリアとしても魅力

内藤 私は実際に現地に行くまで、カンボジアに対するイメージは「ポルポト」「貧しい」「地雷がある」など、正直あまりよくありませんでした。ところが近年はプノンペンを中心に、驚くべき経済発展を遂げていますね。

荒木 おっしゃる通り、カンボジアにはポルポトの大量虐殺など、悲しい過去があったのは事実。そういったこともあり30歳前半から上の年齢の国民がとても少なく、人口も1500万人とタイやベトナムといった周辺国に比べると少ないのが現状です。ところが、30歳以下の労働人口は500万人を占め、一定の労働力が存在します。国民の4割が20歳以下で平均年齢が23歳と若年層が多く、今後の労働者人口の増加が著しいともいわれているのです。

週刊|内藤忍のマネーCafe (5) カンボジア不動産投資 vol.1

約20年で驚くべき発展を遂げたドバイ。【発展前】

週刊|内藤忍のマネーCafe (5) カンボジア不動産投資 vol.1

カンボジアも同じ道を辿る可能性が高いと荒木氏は言う。【写真は現在】


内藤 GDP成長率も目覚ましく、ここ2年は7%台。2014年も同程度の水準が維持されると想定され、アジア開発銀行は今後の20年間のカンボジアの経済成長率を平均8.1%と予想。いまの状況は、1980年代後半から90年代前半に爆発的に経済成長を果たしたタイによく似ているとコメントしています。投資の観点からいえば、低成長が続く日本よりも、成長が著しいカンボジアに資産の一部を持ってくるのには、意味があります。

荒木 また、ベトナムはラオスと隣接していて、タイに何かを運ぶ時にはプノンペンを通らないといけません。ですから今後、カンボジアはインドシナ半島のハブになることが期待されています。さらに、昨今のタイの政情不安、ベトナムと中国の関係悪化から、情勢が安定しているカンボジアに注目が集まりつつあるようです。実際、自動車部品大手のデンソー、自動車モーター、iPhoneやiPadのフィルムなどを製造するミネベアといった日系企業はすでに進出を果たしています。

荒木氏と内藤氏が厳選する、カンボジアの不動産に関する情報はこちらから
http://investment-cambodia.asia/campaign/collaboration/

ーーー内藤氏の物件購入を機に親交を深めてきたという2人。経済発展が目覚ましいカンボジアは、不動産投資の対象エリアとしてみ魅力的だという。次回は、制度面における優位性について語り合う予定だ。


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内藤 忍(ないとう しのぶ)

株式会社資産デザイン研究所代表取締役社長
一般社団法人海外資産運用教育協会代表理事
東京大学経済学部、MITスローン・スクール・オブ・マネジメント卒業(MBA)。

大学卒業後、住友信託銀行に入社。
1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。
その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。
2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。

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早稲田大学オープンカレッジ、丸の内朝大学などで講師を務め、雑誌、ネットでの連載コラムを担当。主な著書にシリーズ10万部を超えるベストセラーとなった「内藤忍の資産設計塾」シリーズ。「60歳までに1億円つくる術」「「好き」を極める仕事術」「丸の内朝大学マネーの教科書」など多数。最新刊は「究極の海外不動産投資」(幻冬舎)


荒木杏奈(あらき あんな)

1984年生まれ 東京都出身大手ネット広告代理店(株)セプテーニ入社。その後SBIマーケティング(株)経て、2012年10月より現地不動産会社に勤務。2013年12月から、アンナキャムパートナーズ株式会社のCEOとなる。カンボジアブログも書いております。
【アンナキャムパートナーズ】http://investment-cambodia.asia/
【“カンボジアンナ” のプノンペン女社長日記】http://cambodianna.blogspot.com/


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内藤忍

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