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Go To Travelキャンペーン&マイナンバー 3/3

ポイ探の菊地崇仁氏が、エンリッチ読者のライフスタイルにマッチするクレジットカード、あるいはポイントの付加価値を見出す本連載。8月最後は、マイナンバー制度の新たな取り組みについて取り上げる。(1/3から読む)ーーー

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マイナポイントだけではなく、マイナンバー制度に関しては、新たな取り組みも始まっています。というのも、政府は6月30日に「マイナンバー制度及び国と地方のデジタル基盤抜本改善ワーキンググループ」を開催。ここでは、同制度や国・自治体のシステムに対して33項目の課題を取りまとめ検討を進めるそうですが、そのなかには、マイナンバーカード機能をスマホ搭載や、生体認証などの暗証番号に依存しない仕組みの検討、引っ越し時に市役所などで手続きをすれば、本人同意のもと金融機関や携帯キャリアでの住所変更を不要とすることなど、マイナンバーカードの民間利用推進に向けた議論も含まれます。

現状、マイナンバーカードの有効期限は、発行日から10回目の誕生日まで。署名用電子証明書及び利用者証明書の有効期間は、発行日から5回目の誕生日までと定められています(20未満のカード有効期限は5回目の誕生日)。これら有効期限切れのお知らせは、期限切れの3か月前頃に通知が届き、有効期限まで3カ月を切った日から更新の手続きができます。期限が切れると有効な身分証として使えなくなり、内蔵されている電子証明も使えなくなるので、注意が必要です。ただし、電子証明の更新手続きは、e-Taxでの確定申告やコンビニでの住民票取得などを利用するなら必要ですが、これらサービスの利用予定がないなら、更新手続きをする必要はありません。

なお、更新の際は、スマホ・PC、証明写真機からオンライン申請、あるいは郵送で申請します。とはいえ、なかなかの手間が予想され、なかには手続きをしなかったり、遅れる人もいることでしょう。そうであれば、スマホにマイナンバーカードの機能を搭載し、こういったプロセスが簡素化されると便利ですし、普及を後押しするかもしれません。

菊地崇仁

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