菊地崇仁ポイ探の菊地崇仁氏が、エンリッチ読者のライフスタイルにマッチするクレジットカード、あるいはポイントの付加価値を見出す本連載。今月は「プレミアム系クレジットカードの付加価値イベント」をテーマに、各社のユニークな取り組みに触れている。(1/3から読む)ーーー
プレミアム系クレジットカード
ならではのイベントはたくさん
特別なグルメイベントは、まだまだあります。ダイナースクラブでは、「すきやばし次郎」での会食会、著名料理人を講師に招き、数々のレシピを実演を交えて紹介・試食する料理講座、昨年は全国約600軒のレストランが参加し、期間中はランチ2500円もしくは5000円、ディナー5000円というリーズナブル＆一律価格で、前菜・メイン・デザート・食後の飲み物のコースが楽しめる「ダイナースクラブ フランス レストランウィーク」や「イタリアンレストランウィーク」を開催しています。対象は、一般カード、上級のプレミアムカードのホルダーですが、後者に対しては優先予約が適用されるようです。
金属製のカードでお馴染みの「ラグジュアリーカード」も、不定期でグルメイベントを実施しています。以前、マンダリンオリエンタル東京で行われた会食は、瞬く間に満員になったようですし、「フォーシーズンズホテル丸の内 東京」内にあるレストラン＆バー「MOTIF（モティーフ）」で毎月開催している「ラグジュアリーソーシャルアワー」では、テーマに合わせたシャンパンやワイン、フィンガーフードをホルダーと同伴者1名までが1人2000円で楽しむことができます。
代表的なプレミアム系クレジットカードだけでも、ホルダー向けのグルメイベントは充実していて、ハイクラスの食体験を提供しています。グルメに限らず、ゴルフコンペ、プロによるゴルフレッスン、普段は目にすることができない国宝や重要文化財を観覧できるスペシャルイベント、コンサートへの招待など、幅広イベントは頻繁に開催されているようです。各社、メルマガで告知したり、公式ウェブサイトにもイベントカレンダーがあったりしますから、まずは確かめてみてはいかがでしょうか。
特別なイベントはビジネスの息抜きだけではなく、プレミアム系クレジットカードのホルダー同士であれば、社会的なポジションも共通項が多く、人脈作りに役立つ可能性もあります。教養を磨けるイベントも多く用意されているので、知的好奇心を満たすこともできるでしょう。
いずれにしても、ハイクラスのクレジットカードであればあるほど付加価値を重視していて、体験を通じたサービスを広く展開しています。顧客満足度の追求という点でも、内容はますます充実していくのではないでしょうか。
菊地 崇仁 (きくち たかひと)
株式会社ポイ探 代表取締役。大学卒業後、日本電信電話株式会社（現NTT東日本）入社。システム開発に携わる。2002年の同社を退社後、友人と共に起業。ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、2011年代表取締役に就任。現在All About、カカクコム、ECZine、日経トレンディネットへ記事を提供する他、テレビ・雑誌でも活躍中。著書に「新かんたんポイント&カード生活 (自由国民社)」、「できるAmazonスタート→活用 完全ガイド（インプレス）」他。
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