古代~現代までの美術が揃う
「アートフェア東京」
あとやはり、外せないのは「アートフェア東京」でしょう。古美術から現代アートまでを同じ会場で見られるのは、世界的に見ても珍しいと思います。縄文土器から、中世の茶碗や陶器、書画も買えて、現代アートも買えるなんてのは「アートフェア東京」だけです。
自分は現代アートの収集から始まったのですが、NY滞在時に海外のコレクターから、「なんで茶碗や陶器をコレクションしないんだい? あんなに素晴らしい物が残っているのは日本の良さなのに」といわれ古美術にも興味が沸きました。その後、ベネチアの美術館で日本人作家の現代美術と紀元前の陶器などが一緒に展示されているのを見てから、時代を超えた組み合わせにはまってしまいました。それからのアートフェア東京は楽しくてたまらないですね!
海外の現代アートコレクターには、日本の茶碗や陶器も見ていただきたいです。また、新進気鋭のギャラリーが多く出展することも魅力のひとつです。昨年も浅草にある「ASAKUSA」というギャラリーの展示がとても素晴らしくて、バーゼルのブースかと思いました。そういった国内の魅力的なギャラリーとの出会いも「アートフェア東京」の楽しみだと思います。