ENRICH(エンリッチ)

The Style Concierge

旅行を兼ねて楽しみたい、世界各地のアートフェア

日本人作家の作品も多く出展
「パリ・フォト」

パリで開かれる「パリ・フォト」はその名のとおり、写真に特化したフェアです。毎年、11月に開催されるんですが、その時期の落ち着いたパリの雰囲気とマッチしていて、私のような写真好きにはたまらないフェアだと思います。荒木経惟さんや森山大道さんといった日本人の写真家の作品も多く出展されていて、日本の写真の素晴らしさをパリで知ることができます。また、パリ・フォトでは、世界中の出版社が自慢の写真集を販売するブースもあり、できたてほやほやの写真集を購入することができます。これもパリ・フォトの醍醐味だと思います。

パリフォトの会場となるグランパレ(iStock.com/dennisvdw )
パリフォトの会場となるグランパレ(iStock.com/dennisvdw )

現地ではコレクターとディナーを一緒にして、最近、誰のどんな作品を購入したのかアート談義に花を咲かせたりします。海外のフェアにはそういった楽しみもありますね。昨年の11月には、東京の茅場町で「ART PHOTO TOKYO -edition zero-」という写真に特化したアートフェアが開催されましたが、日本でも同様のフェアが増えてくれるのは、写真好きとしてはとても嬉しく大歓迎です。

毎年「パリ・フォト」には行くようにしていますが、それ以外のフェアにも積極的に足を運びたいですね。近場であれば「アート台北」や「アート・ステージ・シンガポール」など。いずれも日本から近く、現地の注目の作家やこれから台頭してくるであろう若手作家の作品などが数多く集まります。旅行も兼ねて遊びに行きたいですね。

小松隼也

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