ENRICH(エンリッチ)

The Style Concierge

ニューヨーク 3/4 
ニューヨークのハイエンドなライフスタイル

エンリッチ UR NY3 5番街

ここまで2回にわたって不動産を中心にNYについて紹介してきましたが、今回はライフスタイルにフォーカスします。ロンドンのショッピングシーンではハロッズが際立っていることをロンドンのコラムで紹介しましたが、ニューヨーク滞在でもいくつかのデパートを見て回ったもののハロッズほど興奮する店舗はありませんでした。(NYの初回から読む)

ニューヨークでの高級ショッピングエリアと言えば5番街が有名ですが、こちらもハリー・ウィンストンやティファニーの旗艦店舗が改装中で、少し迫力に欠けました。こうした中で際立っていたのがアップルの5番街の旗艦店の盛況ぶりです。このアップル・ショップは5番街がセントラル・パークとぶつかる交差点に面していて、プラザホテルの前という好立地にあります。ちなみに、プラザホテルは数々の映画においてNYを代表するホテルとして舞台になってきましたが、2008年まで3年間にわたるリノベーションで、ホテルとコンドミニアムが併設された建物となり、前回紹介したNYの高級コンドミニアムの一連となっています。

5番街のアップル・ショップは、アップル製品の簡潔にしてメッセージ性の強いデザインを彷彿とさせるガラスが多用されたスタイリッシュなデザインとなっています。

エンリッチ UR アップル

人通りの多い5番街からガラスのキューブの入り口を通って、地下へのらせん階段を下りると、巨大なスペースのフロア一杯にあらゆるアップル製品が並べられています。地下であるため静かである一方、入り口のガラスキューブを通して燦々と光が入ってくるので非日常感にあふれた雰囲気となっています。

5番街のアップル・ショップ
5番街のアップル・ショップ

この5番街のアップル・ショップは、数ある5番街のショップの中で、単位面積当たりで見て最高の売上を誇っています。アップル・ショップは1年ごとに1㎡当たり約3,840万円もの売上をあげていますが、この売上は超高級ジュエラーであるティファニーの約1,980万円やハリー・ウィンストンの約1,320万円を2倍~3倍も引き離しています。当然ながら製品1つあたりの単価はこうしたジュエラーがアップルを何十倍も上回っていますから、それだけ多くのお客さんを引き付け、非日常的な空間の中で店内に入った人の多くが購入に結びつていることが分かります。

eコマースの隆盛の時代、小売店での販売は業種や業態を問わず振るわなくなっている中、アップル・ショップの好調さは圧倒的です。その大成功を収めているアップル・ショップの中でも、世界で最高の売上やショップ・デザインの洗練性を誇る5番街のショップは、ビジネスに携わる人は、1度は実際に足を運んでおいたほうがいいでしょう。

5番街には従来の高級ブランドだけでなく、アップルやマイクロソフトなどハイテク製品、さらにはNBAの世界で唯一の直営店など様々な業種が旗艦店を出しています。5番街のアップル・ショップとマイクロソフト・ショップを比較しただけで、この両者の直近のビジネスの勢いの違いが分かるなど、5番街はやはりショッピングの聖地ですから、自分が関心を持っている業種のショップを複数周るだけで各ブランドの勢いの違いが体感できます。

ショッピングだけでなく、NYのレストランシーンもますます多彩になってきています。今回のNY訪問で最も印象的だったレストランは、イレブン・マディソン・パークです。

イレブン・マディソン・パークのプレート
イレブン・マディソン・パークのプレート

このレストランはミシュランのレストランガイドで3つ星を受けています。また、業界関係者が採点をするため食通の間ではミシュランガイド以上に参考になるとする人もいる、イタリアのミネラル・ウォーター・ブランドであるサンペレグリノが主催する世界のベストレストラン100では3位にランクインしている名店です。

岡村聡

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