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The Style Concierge

インタビュー|加藤昌治
アイデアパーソンになる方法(前編)

アイデアとは「多くの選択肢」

エンリッチ 考具 加藤昌治

いずれにしても、アイデアはビジネスの発展や継続の源です。誰もが、アイデアパーソンでありたいと願っているでしょう。

そこで重要なのが、「多くの選択肢」を考えて出して選ぶという行為ですが、私は、この複数の選択肢を出すことが「発想=アイデア」と考えています。素晴らしいアイデアというと、「奇抜な発想」「一発逆転の奇想天外な考え」というイメージがありますが、そうではなく、より多くの選択肢を導き出し取捨選択していくことこそが、発想なのです。

そこで、アイデア出しから選んでいくというプロセスですが、人によって得手不得手もあるようです。たくさんのアイデア=選択肢を思い浮かべるのが得意な人もいれば、発想の乏しさを嘆く人もいますが、上手な個人や組織を見渡すと、2パターンあるように思います。

ひとつは、【個人みずからがアイデアを出して決める】というパターン。創業者に多い印象です。確かに、起業すること自体が選択肢を出した結果ですから、納得できるのではないでしょうか。

もうひとつは、【部下やメンバーに選択肢を出してもらい、選ぶ】というパターン。組織が大きかったり、社内で新規事業コンテストを実施しているなど、アイデアを出せる体制が整っている企業だと、こういったプロセスが目立ちます。

エンリッチ編集部

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