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プラチナカードを使ったグルメ体験など 2/3 

ポイ探の菊地崇仁氏が、エンリッチ読者のライフスタイルにマッチするクレジットカード、あるいはポイントサービスの付加価値を見出す本連載。今回は、国内シェア別荘の購入でマイルがたまる新サービスについて紹介する。(1/3から読む)−−−   
     
不動産取引でANAマイルを付与

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SANUの別荘の1つ。画像出典:プレスリリース

「ANAの住まい」は、ANAマイルがたまる不動産情報サイトです。70社以上と提携し、マンションや戸建て、土地、賃貸物件などの売買・賃貸などの取引をすることで、マイルを得られます。運営するのはANAグループのANAファシリティーズです。

同社は2025年5月28日より、シェア別荘サービスを展開するSANUと業務提携し、同社の国内シェア別荘を購入するとANAマイルがたまるサービスを始めました。

対象となるのは、別荘を共同所有できる「SANU 2nd Home Co-Owners」です。これは1口300万円台から、年間12泊から利用できるサービス。初期費用を押さえながら別荘を所有することができ、維持管理や清掃・修繕の手間もかかりません。使わない権利は家族や友人に贈ることもできます。

今回のサービスでは、購入価格1000円(税抜き)につき5マイルがたまり、例えば400万円なら2万マイル。これは東京から那覇・石垣島・台湾・香港・北京などへの往復特典航空券に交換できるだけのマイルとなります。

個人で別荘を所有すると多額の初期費用が掛かり、管理も大変です。対してSANUのような共同所有であれば初期費用やランニングコストを軽減しつつ、複数拠点の別荘も利用できます。ホテルコンドミニアムなどと同じく、合理的な持ち方として支持を集めており、かつマイルがたまるとなると、とてもお得感があります。ANA自体はコロナ禍以降、収益の多角化に努めてきましたが、全国に点在する別荘とマイルは相性が良いといえるでしょう。ちなみに、JALもマイルがたまる不動産やリゾートの情報を提供する「JAL住マイルナビ」というサービスを始めており、ここでも不動産取引とマイルの親和性の高さを感じます。

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菊地崇仁

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