
ベントレー モーターズが新設のデザインスタジオにて、最新のラグジュアリー ビジョン コンセプト「EXP 15」を公開した。EXP 15は、ベントレーが思い描く未来のデザインビジョンを具現化したモデルで、スタイリングは20世紀初頭のグランドツアラーにインスパイアされ、それを21世紀にふさわしい形で再解釈している。
全長5メートルの外装モデルは、直立した象徴的なグリル、ロングノーズのボンネット、後方に配置されたキャビンというクラシックなプロポーションを採用しており、これは1930年製のベントレー「スピード シックス ガーニー ナッティング スポーツマン クーペ」へのオマージュとなっている。
EXP 15は販売を目的としたモデルではないものの、同コンセプトカーはブランド初となる完全電動自動車へと向かうデザインの進化を示す重要なステップだという。
設計において特筆すべきは、従来の4シート・5シート、4ドア・5ドア構成とは一線を画す、3シート・3ドアというユニークなパッケージング。この独自のレイアウトは、選ばれたユーザーに特別なドライビング体験を提供するだけでなく、荷物やペットのために設計された収納スペースを車内に組み込み、快適性と機能性を両立する。さらにリアのトランクは停車時にピクニックシートとして活用できる設計となっており、移動とレジャーをひとつの体験として楽しむことも可能になっている。








