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プラチナカードを使ったグルメ体験など 1/3 

ポイ探の菊地崇仁氏が、エンリッチ読者のライフスタイルにマッチするクレジットカード、あるいはポイントサービスの付加価値を見出す本連載。今回は、プレミアム系クレジットカードの新たな動きについて解説する。−−−

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エンリッチ読者の皆さま、ポイ探の菊地です。今回は、プラチナカードを中心としたプレミアム系クレジットカードの新たな動向を取り上げます。

前回は、三井トラストクラブとANAによる、ANAカード初のメタルカード「ANAダイナース プレミアム メタルカード」と「ANAダイナース スーパーフライヤーズ プレミアム メタルカード」、JCBとANAによる完全招待制のカード「ANA JCB CARD Precious」、さらにはJCBがザ・クラスとプラチナの会員のうち、高額利用者向けに追加した新特典について取り上げました。プレミアム系のクレジットカードは年会費が高く、付帯特典も充実していることからカードを使う機会が増え、カード会社にとっても優良顧客です。サービス・特典が充実しているとロイヤリティが高まり長く持ち続けるというサイクルも回りやすくなります。今後も、さらなる進化が見られるでしょから、ここでも紹介したいと思います。

ミシュラン三ツ星レストランを体験

今回は、私のグルメ体験から。春にレクサスカードを使い、ミシュラン三ツ星レストラン「龍吟」に行ってきました。

同カードでは会員向けに、ミシュランガイド星付きレストランの席を用意する「LEXUS DINING JOURNEY」の特典を提供しています。東京都、京都府、大阪府が対象で、他のエリアの店舗は選べません。料理はフレンチからイタリアン、日本料理など幅広く用意されています。プログラム専用のメニューブックというのも特徴です。私がお邪魔した龍吟は日本料理で、ミュシュランガイド東京2025で三ツ星を獲得していました。

予約は非常に簡単で、専用サイトにアクセスし店舗を選択のうえ、希望日を選ぶだけ。個人情報やオーナーズカードのIDなどを入力すれば仮予約の状態になります。後日かかってくる電話でコース料理の金額の確認、レクサスカードの番号などを伝えると予約が完了しました。

当日は席に「LEXUS DINING JOURNEY」で予約したことが分かるようにメッセージカードが置いてあり、それぞれの料理は良い素材を使い、かつ素材を活かす調理がされていました。メニュー数は多く、各料理のボリュームもあり、満足のいく内容です。

ミュシュランの星付きレストランの予約サービスは、プレミアム系クレジットカードが得意とする特典です。例えば、JCBが2025年4月よりJCBプレミアム会員向けに開始した「JCBスター・ダイニング by OMAKASE」では、ミュシュラン星付きレストランを含む100店以上の日本を代表するレストランを予約できたり、期間限定で貸し切りイベントや特別割引キャンペーンを実施したりしています。利用する際は登録が必要ですが、数年先まで予約困難な名店を予約できる可能性のあるOMAKASEプレミアムプログラムも無料で利用できます。

アメックスのプラチナ・カード特典の「KIWAMI Dining」も同様のサービスです。予約が困難な名店の席を厳選して紹介するというもので、オンライン予約をすることで優先的に席を確保することができます。

いずれのサービスも、通常であれば予約できない店を押さえることができ、とても便利です。付加価値は高く、対象となるカードを持っている場合は積極的に使ってはいかがでしょうか。

−−−グルメ系の特典はプレミアム系クレジットカードが得意とするところ。会員は使わない手はない。次回以降は、新たに登場したカードやユニークなサービスについて取り上げよう。

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菊地 崇仁 (きくち たかひと)

株式会社ポイ探 代表取締役。大学卒業後、日本電信電話株式会社(現NTT東日本)入社。システム開発に携わる。2002年の同社を退社後、友人と共に起業。ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、2011年代表取締役に就任。現在All About、カカクコム、ECZine、日経トレンディネットへ記事を提供する他、テレビ・雑誌でも活躍中。著書に「新かんたんポイント&カード生活 (自由国民社)」、「できるAmazonスタート→活用 完全ガイド(インプレス)」他。

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