ENRICH(エンリッチ)

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いいネクタイの選び方


Q

「絶対に持っていなければならないタイはありますか?」


A

「紺のソリッドです」

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ネイビーのソリッドタイのコレクション。左から、サテン¥9,000、レップ¥16,000、フレスコ¥16,000(以上ロバート・フレイザー)、ウール¥10,000(トゥモローランド/アイネックスTEL:03-5728-1190)

——洒落者として、必ず持っていなければいけないタイはありますか?

「マストハブなのは、ネイビーのソリッドタイです。私もこの仕事を30年間やっており、たくさんのトレンドを見てきましたが、紺無地はいつも別格です。どんなスーツにも似合いますし、絶大なる信頼感があります。最近ますます“紺無地ってカッコいいなぁ”と思うんですよ」

——しかし、紺無地はすでに持っている人も多いのでは・・

「同じ紺無地でも、さまざまな素材があります。王道のサテンやレップから、フレスコやバスケット。素材では、シルクに加え、ウール、コットン、リネン。色味では濃紺、茄子紺など・・。紺無地のバリエーションを挙げるだけで、延々と続きます。まさにネクタイは“紺無地に始まり、紺無地に終わる”のです」


Q

「シャツやジャケットとの、組み合わせの基本を教えて下さい」


A

「ピッチを変え、カラーを揃えることです」

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コーディネイトの基本は、色を合わせ、ピッチを変えること。ネクタイ各¥10,000(ロバート・フレイザー)、シャツ¥35,000(アヴィーノ/アイネックスTEL:03-5728-1190)

——ネクタイとシャツ、ジャケットなどの、コーディネイトのコツは何かありますか?

「まず色に関しては、色数を抑えること、同じ系統の色同士を合わせること、そしてタイに使われている色を、シャツやジャケットで拾うことなどが基本です」

「柄に関しては、柄同士を合わせるときは、ピッチを変えること。例えばストライプのシャツにタイを合わせるときは、同じような間隔のストライプは避けましょう。小紋やプリント柄も、シャツの柄より大きく地色が出ているものがよいでしょう」

——逆にNGな組み合わせは?

「合わせる柄の大きさが同じだと、ゴチャゴチャした感じになってしまいます。ピッチが細いもの同士は特にNGですね。例えば写真のようなマルチストライプのタイは、初心者の方は無地のシャツとジャケットに合わせるのが無難です。ただしウィンドウペインなど、大きなチェックが使われているジャケットなら“あり”でしょう」

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NGの組み合わせの例。マルチストライプのタイ¥10,000(ロバート・フレイザー/アイネックスTEL:03-5728-1190)
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松尾健太郎

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