ENRICH(エンリッチ)

The Style Concierge

トライアスリートに聞く
私がトライアスロンを続ける理由

シナジー効果を生む
仕事とトライアスロンの両立

毎日の仕事をこなしながらトライアスロンの練習も続ける。なかなかにハードな日々を想像してしまうが、トライアスロンの練習が仕事にもよい影響を与え、好循環がまわってくるという。

「体力は間違いなくつきましたね。僕は以前、年に3回くらい風邪をひいてましたが、体力がついてからひかなくなりました。後は、仕事の効率を考えるようになる。練習時間を捻出するために、いかに仕事を効率的に終わらせるかということですね。ストレスも練習で発散できるので、あまり感じることはありません」。

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また、大会に向けた練習メニューの組み立てと、仕事における長期的な段取りやスケジューリングは通じる点があるという。

「大会があると必ず練習のスケジュールを組むんですよ。今日をスタートとして、大会当日というゴールまでの間をどう構築するか。たとえば、3週間前は追い込みをかけて、2週間前は徐々に練習のペースを落として、1週間前は休んで、3日前の食事はこれを食べようとか細かく考えるのが楽しいんです。そして、スイム、バイク、ランと3種目あるので、練習計画を立てる中で仕事の優先順位の割り振りが上手くなったり。自転車は自分で修理するよりも人に任せた方が早いとか、仕事も全部自分が抱え込まなくても、自分より得意な人に振った方が効率的なことがありますよね。トライアスロンも仕事も準備が7割といえます」。

仕事が忙しいからといってトライアスロンの練習時間を削ることもなく、練習で疲れたからといって仕事に身が入らないということもない。

仕事とトライアスロンという両輪を上手く回すことで、相乗効果を発揮する。これが理想のトライアスロンライフといえるだろう。最後に山田氏は笑顔でこう話してくれた。

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山田税理士事務所で働く皆さん。

「うちはスタッフがみな優秀なんですよ。安心して仕事を任せられる人材がそろっている。彼女たちなしでは僕の仕事は成立しないですから、スタッフには感謝しています」。

優れたビジネスオーナー達は、趣味に没頭できる状況を作り出すことにもまた、優れているのだ。山田さん、これからも素敵なトライアスロンライフを!


取材協力:青山トライアスロン倶楽部

エンリッチ編集部

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