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特別編 『第3回世界の資産運用フェア』レポート 1/3

加えて内藤氏からの「不動産など実物資産と株といった金融資産はまったく異なるものであり、前者には目利きが求められ、後者はコストを下げることが収益化を成功させるためのカギ。両方の良いとこどりをしながら運用していくことです」という言葉も、オーディエンスに深く響いたようだ。

マネー 1

また「先進国不動産投資~イギリス、ドイツ、カナダ」では、ステイジアキャピタルジャパン(イギリス)の吉岡憲史氏、ウィンドゲート(ドイツ)の尾嵜豪氏、ReDev Properties(カナダ)の顧問を務める和田江美子氏が内藤氏の司会進行のもと、各国における最新の不動産投資情報を披歴した。

イギリスの場合、ロンドンは物件価格が高騰していて利回りは1~2%程度。それに対して郊外のリバプールが狙い目だとか。「市内に3つの大学があり、学生は6万人。留学生も多いことから、学生用マンションはかなりの供給不足。政府は増設を後押ししています。空室リスクが低く、価格も1230万円から、実質利回りは7%。先進国にも関わらず新興国なみの資金で始められます」(吉岡氏)

一方、ドイツのベルリンは、ベルリンの壁があったことや立地の面から地価が安くて、地価は東京の3分の2程度。未開発エリアがたくさん残っていて、中心地のミッテ区は激しい開発競争にさらされているという。「賃料が安いので利回りは平均3~4%といったところですが、地価の上昇によるキャピタルゲインが期待できるのが魅力。ある、石造りのリノベーション物件だと、年間で1割も上がりました。物件のバリエーションも幅広く、中心地なら新築物件で賃料とキャピタルゲイン、郊外の中古物件は減価償却に向いています」(尾嵜氏)

和田氏は、以前エンリッチでも紹介した、カナダはアルバート州とサスカチュワン州の商業物件を紹介。「テナントの半分以上が、銀行や保険、リカーショップなど、日常生活に必要不可欠なアンカーテナントで、空室率は1%以下。5万カナダドル(約450万円)と、少ない資金で始められるのも魅力的です」(和田氏)

こういった、他ではなかなか得られない最新の投資情報が目白押しで、専門家の発する言葉だけに、信頼度も高いといえる。神奈川県から来場した男性に感想を伺ったところ「マンションの区分所有で運用していますが、いまは物件価格が高騰していて収益性が低下しています。そこで、海外不動産を含めて新たな投資情報を探るために来ました。幅広く投資案件が紹介されているので、じっくり検討したいです」とのこと。これぞ、『世界の資産運用フェア』の魅力を端的に表現するコメントといえるだろう。

ーーー世界の不動産・金融サービス全24社、各界のプロフェッショナルが一堂に集った、このイベント。資産運用のヒントをつかむのに、格好の場になったに違いない。続く次回は、出展企業の担当者へのインタビューの様子をお伝えしよう。


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内藤 忍(ないとう しのぶ)

株式会社資産デザイン研究所代表取締役社長
一般社団法人海外資産運用教育協会代表理事
東京大学経済学部、MITスローン・スクール・オブ・マネジメント卒業(MBA)。

大学卒業後、住友信託銀行に入社。
1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。
その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。
2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。

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早稲田大学オープンカレッジ、丸の内朝大学などで講師を務め、雑誌、ネットでの連載コラムを担当。主な著書にシリーズ10万部を超えるベストセラーとなった「内藤忍の資産設計塾」シリーズ。「60歳までに1億円つくる術」「「好き」を極める仕事術」「丸の内朝大学マネーの教科書」「究極の海外不動産投資」など多数。最新刊は1月末に出版した「飲めて殖やせる 究極のワイン投資」。

エンリッチ編集部

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