ポイ探の菊地崇仁氏が、エンリッチ読者のライフスタイルにマッチするクレジットカード、あるいはポイントサービスの付加価値を見出す本連載。9月は、クレジットカード会社によるプレミアム会員向けのラウンジなど、新たに始まったサービスについて取り上げる。−−−

エンリッチ読者の皆さま、ポイ探の菊地です。前回は、プラチナカードによるグルメサービスに関して紹介しました。普段は予約が取りづらい名店の席を用意するサービスは、プレミアム系クレジットカードが得意とする付帯特典です。私が使ったレクサスカードや、ダイナースクラブ、アメックス、JCBなど、ほとんどのクレジットカード会社が提供しています。正攻法ではリザーブできないお店を押さえることができ、非常に便利ですから、積極的に使いたいところです。会員からの人気も高く、グルメ系のサービスはカード会社としても充実させたいところ。新たな特典が登場したら、取り上げたいと思います。
プレミアム会員向けのラウンジがオープン
今回は、新たにオープンしたラウンジの情報からお伝えします。ひとつ目は、7月16日に羽田空港第3ターミナルに開業した、国内初となるアメックスの「センチュリオン・ラウンジ」です。私はオープン前日に実施された、メディア向けの内覧会に参加しました。

場所は制限エリア内で、8時から22時まで利用が可能です。対象となるのは、「センチュリオン・カード」「プラチナ・カード」「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード」「アメリカン・エキスプレス・プラチナ・コーポレート・カード」の4種類で、ラウンジの入り口には各カード会員専用の受付が設けられています。同伴者はカード会員1名につき2名までです。
ラウンジ内には2人から4人で利用できる座席があり、センチュリオン・カード会員専用の「センチュリオンVIPルーム」も用意されていました。シャワールームも完備しているので、フライト前に汗を流すことも。

グルメに関しては軽食やスイーツだけでなく、カクテルなどがオーダーできるバーカウンター、ブッフェ形式のレストランエリアもあり、寿司やラーメンなどその場で調理する料理を注文することもできます。これらすべてのサービスが無料で利用できるので、対象カードの会員は、体験してはいかがでしょうか。

ちなみに「センチュリオン・ラウンジ」はアメリカを中心に29か所の空港にあり、羽田空港は30か所目です。国際便自体は成田空港のほうが多いのですが、おそらくアメックスのプラチナ会員が羽田を利用する機会が多く、こちらを選んだのだと推測しています。

率直な感想としては、ドリンクだけではなく食事まで楽しめる空港ラウンジといえば、ANAやJALの上級会員向けのサービスを思い浮かべますが、「センチュリオン・ラウンジ」では同等のサービスを受けられます。搭乗前にひと息つくのにも便利です。重宝されるのではないでしょうか。
−−−ラウンジサービスは、プレミアム系クレジットカードではお馴染みの付帯特典。会員のロイヤリティ向上にも直結するだけに、カード会社は重視している。次回は、JCBがプレミアム会員向けにオープンした銀座のラウンジを取り上げる。









