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増税に伴うポイント還元制度について 1/3

いずれにしても、JR東日本の利用が多い人にとっては朗報です。2020年春以降は、自動券売機などに登録したSuicaでJR東日本管内の新幹線の自由席に乗車できる「タッチでGo!新幹線」や「えきねっと」の利用でポイント付与、回数券のように繰り返しSuicaで乗車するとポイントがたまるやすくなる特典も予定していて、2021年春以降はたまったポイントでJR東日本の新幹線座席のアップグレード、在来線特急に利用できるチケットに交換できるといったサービスも検討されています。

Suica自体はキャッスレスによるポイント還元にも対応していて、ウェブ登録したSuicaを対象店舗で利用すると最大5%還元されます。加えて、乗車ポイントも始まったことで、利便性は格段に良くなったといえるでしょう。

なお、乗車ポイントはJR東日本に限らず、首都圏なら東京メトロや都営地下鉄、東急、小田急、北海道なら札幌市営地下鉄、札幌市電、関西はJR西日本、阪急、阪神、九州はJR九州、福岡市地下鉄など、多くの鉄道事業者が実施しています。それぞれでポイント付与の仕組みは変わりますが、使ってみてはいかがでしょうか。

ーー鉄道の乗車ポイントは、消費者にとっても実利のあるサービス。うまく使いたいものだ。そして次回からは、プレミアム系クレジットカードのイベント体験をレポートしよう。

菊地宗仁_300

菊地 崇仁 (きくち たかひと)

株式会社ポイ探 代表取締役。大学卒業後、日本電信電話株式会社(現NTT東日本)入社。システム開発に携わる。2002年の同社を退社後、友人と共に起業。ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、2011年代表取締役に就任。現在All About、カカクコム、ECZine、日経トレンディネットへ記事を提供する他、テレビ・雑誌でも活躍中。著書に「新かんたんポイント&カード生活 (自由国民社)」、「できるAmazonスタート→活用 完全ガイド(インプレス)」他。

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