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佐々木栄一朗 gallery UG Tennoz

専属アーティストとの契約は「結婚」と同じ

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E:専属アーティストの作品をギャラリーが買い取って販売したり、専属の制作スタジオを提供したりと、アーティストにとことん寄り添うギャラリー運営を心がけている印象を受けました。

佐々木:僕自身、人間が甘々なんです。自分と関わる人達のことを信じたいから話にも乗りますし、信じてついてきてくれているアーティストに対しても、できることは全部還元したいので、アトリエも制作アシスタントも全部こちらが用意しています。

E:専属アーティストを選定する基準があればぜひ教えてください。

佐々木:アーティストは僕にとって家族のような存在で、お付き合いしていくことは結婚と同じだと思っています。当然離婚することもありますが(笑)。一生連れ添うイメージができるかどうか、連れ添うためにどう役に立てるかというイメージが付かないと難しいんです。UGが関わる前から売れている作家を欲しいとはあまり考えていなくて、僕が加工して手がけることによって、化学変化が起こって評価されるだろうというラインがぼんやりとでも見えたアーティストに魅力を感じます。

E:gallery UGを代表するアーティストといえば、野原邦彦さんを思い浮かべる人も多いと思います。彼との出会いはどのような形だったのでしょうか?

佐々木:スタッフが「面白そうな作家がいる」と見つけてきました。展示会を主催したときに、大きさの出品規定を設けていたのですが、「これでも良いですか?」とサイズを超えて提出してきたのが彼でした。

一目見たときにビビッときて。これだ!と思って専属契約のオファーをしました。その当時野原くんは25歳でしたね。作品名は“オレンジジュース飲み放題”で「Nomi Ho!」です(笑)。

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出会いのきっかけになった作品「Nomi Ho!」

E:アーティストにアトリエを提供しているギャラリーは、日本では珍しいような気がしますが、ヨーロッパなどの他国では割とスタンダードなやり方なのでしょうか?

佐々木:ヨーロッパではよくある話だと思います。アトリエの件に限らず、1人のアーティストを育てようという意思が見えるんです。自分が預かっているアーティストに対して、自ら価値を作っていこう、高めていこうという気概が日本とは違いますね。

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エンリッチ編集部

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