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「人生哲学」がぶれない芯を作る

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メンタルトレーナーの高畑好秀氏が、悩めるエンリッチにアドバイスする本コラム。意外な視点からの言葉に、思わずハッとさせられるかもしれません。今回は、「自分自身のなかに哲学を持つ」ことの大切さを説きます。

人格という土台があることで
テクニックが効くようになる

リーダーたるもの、内外を問わずビジネスをスムーズに回すため、対人関係、交渉など、様々なビジネステクニックを駆使していると思います。「最初にこう出たほうが譲歩を引き出せる」「魅力的な笑顔が人間関係をスムーズにする」といった独自のノウハウがあったり、あるいは見た目にも気を使い「初対面での服装や髪型はこれ」など多岐に渡り、なかにはジンクスを信じるあまり、「こうでないといけない」と、マイルールを課している人もいるようです。書店やネットにはビジネステクニックやノウハウに関する情報はたくさんあり、思わず手に取ってしまうことも…。なるほどと思う内容もたくさんあり、参考になることは確かでしょう。

しかしながら、それ以上に大切なのは、自分自身のなかに「哲学」を持つことです。芯となる行動規範、こうあるべき姿、ビジネスに取り組む姿勢があってこそメンタルは強化され、揺るぎない自分を生み出すことができます。言うなれば、哲学はパソコンに例えるならOSに相当し、この土台があることで、テクニックも効果的に使うことができるようになります。

そもそも、テクニックには流行りすたりがあり、時代とともに変化します。いまは効果的でも、明日はどうなっているかわかりません。こちらもパソコンに例えるなら、テクニックはアプリに過ぎず、時代や目的、向かうべきゴールに合わせ、臨機応変にスイッチさせる必要があり、普遍性があるとは限らないのです。

高畑好秀

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