高級なシーンに満ちたニューポートビーチ

こうした子供向けの設備だけではなく、夏休みを優雅に過ごすのにもこのエリアは適しています。写真にある丘の上のホテルはリッツカールトンで、夏休みの時期は1泊20-30万円もするために、子連れの我々には無縁でしたがホテルの目の前にあるビーチも多くの人でにぎわっていました。
リッツだけではなく、デイナポイントに存在するモナークビーチクラブやそこに併設されているゴルフコースは全米でも有数の高級な施設であるとUberを利用した際に現地のドライバーから教えてもらいました。関心を持って色々と調べてみましたが、このモナークビーチクラブの会員権がどれくらいするのかは一切非公開でした。同様の米国西海岸のこうした高級なゴルフコースを備えた会員制クラブのメンバーシップフィーは軒並み10-20万ドル(約1,500万円-約3,000万円)と高騰しているようです。
このモナークビーチクラブの運営はヒルトングループでも最高峰のブランドであるウォルドルフ・アストリアが行っていて、会員制クラブ以外にホテルもありますが、そちらもリッツと同様に1泊1,000ドル(約15万円)以上の値付けとなっていました。
デイナポイントに滞在した後に、マッキンゼー時代の同僚がいることもあって車で30分ほどLA中心部に戻る形となるニューポートビーチに移動しました。デイナポイントにも多くのヨットが立ち並ぶ立派なマリーナがありますが、ニューポートビーチのそれは桁が違いました。

写真にあるように全長30メートルクラスかそれ以上の豪華なヨットが立ち並び、ハーバー沿いにも瀟洒なレストランやバーが立ち並んでいます。ニューポートビーチは非常に細長い砂州の上に街が広がっているので、自然とマリーナも長くとれて合計では1,000隻以上の個人所有のヨットが並んでいる様子は圧巻でした。

ディズニーランドがあるアナハイムからも近いので、当地にフランチャイズを置くエンジェルスのスーパースターであるマイク・トラウトも、ニューポートビーチに豪華なヨットを所有しているという話を知人から聞きました。
とかく、トランプ政権の誕生以降は日本語での米国に関する報道はネガティブなものが多いような印象を持っていますが、ほぼ5年ぶりに米国本土に滞在して改めてこの国の豊かさと圧倒的なパワーを感じました。
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