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生き残るビジネス

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メンタルトレーナーの高畑好秀氏が、悩めるエンリッチにアドバイスする本コラム。意外な視点からの言葉に、思わずハッとさせられるかもしれません。今回のテーマは「生き残るビジネスとは?」です。

目先の儲けにとらわれると
ビジネスは淘汰される

ネットにアクセスすると、必ずといっていいほど目にするバナー広告。いまや、お馴染みのウェブプロモーションの手段になりました。日本でもインターネットが普及するに伴い、様々なメディアで活用され始め、当時の掲載コストは莫大だったと聞いています。メディア・出稿側の両者が「これはオイシイ」「儲かる」と思った結果、価格も高騰したのでしょうが、いずれバナー広告はユーザーに飽きられ、だんだん効果も期待できないことがわかり利用者は下火に…。出稿単価も大幅に下がったそうです。

ビジネスには栄枯盛衰があり、一時は隆盛を誇れたとしても、世の中のニーズがないと、一気に先細ってしまいます。ネット広告の主流もバナー広告からリスティング、コンテンツマーケティングなど、トレンドは変わっていきました。

あるいは、目先の儲けばかりを考えて暴利を貪ると、いずれは反発を招き、必要とされなくなってしまう恐れがあります。「これっておかしいのでは?」と思う人が増えるほど、そのビジネスや業界は淘汰されるでしょう。一時、スマホゲームの高額課金が社会問題になりましたが、適切な対応ができなかった企業は、またたく間に姿を消しました。

おわかりでしょうが、ビジネスや自己実現の先が「お金」だと、物事はうまく進まず長続きもしません。起業家であれば、「自分自身が何を求めているのか」「社会から何を求められているのか」といったことを客観視したうえで「おかしくない」内容でないと、広くコンセンサスが得られないのです。

高畑好秀

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