学歴や資格より、学び自体の価値を知る

一方で、「失敗するリーダー」は古い学歴重視の考え方でしか、学び続けることの意味を理解することができません。

　「ＭＢＡを取得すると給料が上がるんですか？」
　「ＭＢＡを取ると転職できますか？」

こんな質問を受けることも多々あります。この人たちは、ＭＢＡの肩書にしか目が行っていません。

実際、欧米と比べると、日本の会社ではＭＢＡなどの学位があまり評価や給与には直結しない傾向がありますが、「成功するリーダー」は、そもそもそこにはこだわっていません。彼らは資格ホルダーであることより、学びをどう活かすかに重きを置いているのです。

大切なのは「学び続けること」なのに、「失敗するリーダー」ほど、過去の学歴で自分をアピールしたり、他人を品定めしたり、あるいはコンプレックスを感じ続けたりするものです。

学び続ける習慣が成功への道

もはや学歴にこだわることの意味は薄れていますが、現実問題として、高学歴の人がビジネスの世界では数多く活躍しています。「やっぱり学歴じゃないか」と思う人もいるかもしれませんが、違います。

若い頃に難関大学に合格した人たちは、それだけ「学ぶ習慣」をしっかりと身につけていることが多いのです。また学び続ける習慣を持つ人と同窓になることで、一層刺激しあってさらに学び続けるという好循環をものにしているからなのです。

彼らもまた、過去の学歴ではなく、「学び続けること」で「成功するリーダー」になっているのです。