美食や異文化、大自然を一度に体感できる旅
ジャンボ ランプ クラブケーキ、クラシック タルタルステーキ、クラムチャウダーなど伝統的な前菜に、40日以上の熟成を施したディナーは、アジア料理レストラン「パシフィックリム」やフランス料理を提供する「シャルトリューズ」など数あるレストランのなか、アメリカのクラシックなステーキに現代的なアレンジを加えたステーキハウス「Prime7」を選ぶ。格調高い空間ながら、ドレスコードはなくカジュアルスマートでOK。極上の柔らかさを追求したニューヨーク・ストリップ、ジューシーなフィレミニョンなど絶品料理がそろっている。
いつまでも日が沈まない北の海を走る航路を眺めながらワインで乾杯。フリーフローはイタリア産、カリフォルニア産が充実。ワイン通には別料金で、グランヴァンも備えている。
ディナーのあとは劇場に向かい、ショーを堪能。部屋にもどると、夜の滞在に向けてベッドや室内を整えるターンダウンサービスを終え、翌日の寄港地の情報やアクティビティの詳細、日本語のニュースダイジェストが置かれていた。
参加するエクスカーションは乗船前に予約しておく。自然、歴史、文化など幅広いプログラムが組まれており、自分の興味と体力に合わせて選ぶことができる。アラスカクルーズでぜひトライしたいのは、プライベートヘリコプターで氷河を見下ろす空中散歩だ。

そしてこのクルーズのハイライト。最終日に待ち受けていたのは、北米最大の潮水氷河であるハバード氷河の間を巧みに抜けながら進む船から間近に見る自然のショーである。クルーズのスタッフによる氷河の解説が興味深い。青みがかった氷壁が海へ崩れ落ちる轟音を聞きながら、削り出された微小な岩粉でさまざまに変わる海の色の美しさに圧倒される。
テラスでワインを飲みながら、雄大な自然の舞台を眺める贅沢。陸路ではなかなか辿り着けない雄大な自然に触れることができるのがクルーズだ。観光だけではなく、文化や自然を体験しながら、快適に知られざる世界を巡ることができる。
毎日目覚めると美しいオーシャンビューの先に新しい非日常の景色が待っているのだ。
写真提供:セブンシーズクルーズ
取材/文:山下美樹子








