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増税に伴うポイント還元制度について 2/3

ポイ探の菊地崇仁氏が、エンリッチ読者のライフスタイルにマッチするクレジットカード、あるいはポイントの付加価値を見出す本連載。今回は、10月に始まったキャッシュレス決済によるポイント還元について取り上げている。(1/3から読む)ーー

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利用可能店舗は約27万件
ただし店舗により還元率は異なる

キャッシュレス・ポイント還元事業に参加する店舗は9月2日時点で約27万件、さかのぼって8月29日時点の加盟店登録申請数は約51万件でした。両者にはギャップがありますが、それは申請のタイミングによってスタートする時期が変わるからです。なお、加盟店登録は来年4月20日まで可能ですから、いまからでも導入したいなら手続きを始めることです。

注意したいのは、基本的に中小や個人事業者が運営する店舗は5%還元であるのに対して、コンビニのFC店などは2%になるという点です。同じチェーン店でも直営は0%、FCは2%が混在することになります。ただし、制度対象外の店舗であっても、ポイント還元事業に合わせて還元キャンペーンや割引サービスを実施しているので、消費者の立場としては、よりお得なお店選びをしたいところです。対象店舗ではステッカーやポスターで告知をしています。

同事業を主導する経済産業省は9月20日に、対象店舗を探すことができる、公式地図アプリとウェブサービスを公開しました。アプリ版に検索機能はありませんが、ウェブ版は現在地を中心に業種、還元率、決済手段などでスクリーニングをかけることができます。地図上では店舗情報や対応決済手段も調べられるので、活用してみてはいかがでしょうか。

菊地崇仁

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