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増税に伴うポイント還元制度について 2/3

決済する手段により還元方法に
違いやポイント付与に上限あり

支払いに使うサービスにより、還元の方法やタイミングも違います。この点は注意が必要です。代表的な事例を挙げましょう。

■クレジットカード
・アメックス
還元方法(還元時期):引落相殺(利用日から翌月以降請求時)
事前準備:なし
上限設定:13万5000ポイント/9カ月

・JCB
還元方法(還元時期):引落相殺(利用月の翌月請求時)
事前準備:なし
上限設定:1万5000ポイント/月

・オリコカード
還元方法(還元時期):オリコポイント・提携先独自ポイント(利用月の翌々月)
事前準備:ウェブサイトに登録
上限設定:1万5000ポイント/月

・三井住友VISA/マスターカード
還元方法(還元時期):引落相殺(利用月の翌々月請求時)
事前準備:なし
上限設定:1万5000ポイント/月

クレジットカードは還元上限を1万5000ポイントにしているケースが目立ちます。還元手段は引落相殺(請求額からポイント還元分を減額)とポイント付与にわかれるようです。

なお、クレジットカードの支払に関しては、カードに紐づくiDやQUICPay、Apple Payなどのタッチ決済での支払いもポイント還元に対象になりますが、厳密的にはカード会社によって対応は異なります。詳しくはカード会社の公式アナウンスをチェックしてください。デビットカードや一部プリペイドカードもポイント還元を実施していますが、同様です。

ーー利用店舗により還元率が異なり、決済サービスによってもポイント付与の形や時期は違う。こういった点に注意しながら使う必要はあるようだ。次回、10月最後のエントリーも、いくつか要点を解説しよう。

菊地宗仁_300

菊地 崇仁 (きくち たかひと)

株式会社ポイ探 代表取締役。大学卒業後、日本電信電話株式会社(現NTT東日本)入社。システム開発に携わる。2002年の同社を退社後、友人と共に起業。ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、2011年代表取締役に就任。現在All About、カカクコム、ECZine、日経トレンディネットへ記事を提供する他、テレビ・雑誌でも活躍中。著書に「新かんたんポイント&カード生活 (自由国民社)」、「できるAmazonスタート→活用 完全ガイド(インプレス)」他。

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