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銀行系プレミアム系カード最新動向 2/3

ポイ探の菊地崇仁氏が、エンリッチ読者のライフスタイルにマッチするクレジットカード、あるいはポイントの付加価値を見出す本連載。今月のテーマは、銀行系のプレミアムカードの最新動向(1/3から読む)。具体的なカードを取り上げていこう。ーーー

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銀行サービスを優遇する
プレミアム系クレジットカードが続々

我々の生活に身近な金融機関ですが、昨今はビットコインをはじめとするブロックチェーンの登場、AIの活用による業務のスリム化など、ビジネス構造に大きな変革の時期が訪れようとしています。ご存知の通り、日本では人口減が始まり、ネットバンクの普及も手伝って、店舗への来店者数は減るばかり。三菱UFJ銀行であれば、現在は516ある支店を3年間で90店ほど閉鎖すると発表、今後はメガバンクを中心に早期退職を推進、新規採用を絞る方針です。

一方、自行の顧客を維持あるいは増やすため、サービスの拡充は急務といえます。そこで各行が打ち出しているのは、魅力的な付帯特典を備えたクレジットカードの発行です。

そのひとつが、住信SBIネット銀行による、「ミライノ カード」です。一般、ゴールド、プラチナの3グレードを展開していて、最上位の「ミライノ カード PLATINUM」には、かなり力を入れている模様。具体的な付帯特典を見ていきましょう。

年会費は2万5000円(税別)、国際ブランドはJCBです。プラチナ・コンシェルジュ、プライオリティ・パス、空港ラウンジサービス、海外ラグジュアリー・ホテル・プラン、JCBプレミアムステイプラン、ダイニング30(所定の飲食店利用で代金30%オフ)、手荷物無料宅配サービスといった、プレミアム系クレジットカードにはお馴染みの付帯サービスを用意。USJジャパンの「JCB LOUNGE」の利用もできます。

特徴的なのは、住信SBIネット銀行と提携した、独自の優遇サービスです。同行に口座を持ち、ミライノ カード PLATINUMの引き落とし口座を住信SBIネット銀行に設定すると、同行の優遇プログラムである「スマートプログラム」のランクが2ランクアップ。ATM&振込手数料の無料回数の優遇が受けられます。さらに、同じ条件を満たすことでカードローンの金利も0.1%引き下げになるといった特典も。住信SBIネット銀行といえば、そもそも手数料体系が低く、金融商品のラインナップが豊富なことからも人気のネットバンクですが、クレジットカードと組みわせたサービスも提供しているのです。

菊地崇仁

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