歴史的な魅力にあふれた生活
前述したコラムには、3年前の時点では街中にほかの都市よりもホームレスの姿が目立つとありますが、この点についてはこの3年で大きく改善したと感じます。住んでいる場所が街の中心部から外れた観光地ということもあるかもしれませんが、同じく3年前に目立った閉鎖中の店舗もほとんど見当たらず、連日様々な国籍の観光客で街がにぎわっています。


ちょうど、このコラムを執筆しているタイミングでフランスでは学生によるデモが拡大して、暴徒が街を破壊している様子が報道されていますが、リスボンでは全くそうした動きも見られません。実際に、今年行われた大統領選挙でも、移民政策に寛容なリベラル派の候補が決選投票で圧勝しました。私たちは、リモートで仕事ができ海外で収入源がある人を対象としたデジタルノマドビザを取得してこの地に滞在していますが、こうしたノマドワーカーや投資家永住権を通じて富裕層などを戦略的に取り込んでいることが、奏功しているのかもしれません。
写真にあるように、世界遺産を含む歴史的な街並みや騎兵隊の行進(前ページ2枚目)など長い歴史を感じさせるシーンに日常的に接することができるのも欧州の生活の魅力です。
ポルトガルでは100年以上前に王室が廃止されていますが、こうした王族たちの宮殿や庭園は今でも大切に保存されて、美術館や植物園などとして一般公開されていますし、仕事の合間にこうした施設を妻と訪れるのもささやかな楽しみとなっています。
また、タコやイカなどを含む豊富な海産物が楽しめることも日本人には大きな魅力ですし、ますますインフレが進む欧州において良質なワインや肉をリスボンでは比較的リーズナブルに楽しめます。シンガポールでは手に入りづらかった高品質のチーズや生ハムなどの肉製品をつまみにワインを楽しんでいます。
また、定期的にこの地での生活についてコラムで発信していきます。
『世界の超富裕層だけがやっているお金の習慣』
KADOKAWA 1,540円(税込)
日本とシンガポールで、超富裕層を対象にファミリーオフィスを経営する著者が、「本当の富裕層」から学んだ、お金を使いこなし、豊かな人生をおくる術を解き明かす一冊。









