観光都市としては魅力的だが
もちろん、ベルリンにも良いところはたくさんあり、街中に歴史的な建造物がたくさん残っている上に、広大な公園も数多くあるので趣味としているランニングをするには世界でも有数の心地よい場所でした。

また、ベルリン中心部には様々な国から多くの観光客が集まることもあってとても賑やかで、各国のレベルの高い料理も楽しめました。ビールとシュニッツェルなど名物料理も堪能しました。
また、一部街中に残されているベルリンの壁は、一定サイズごとに現代アーティストに割り当てられて様々な作品が描かれており、こちらも観光スポットになっています。

同時に壁の裏側はフリースペースとなっていて、これでもかと落書きで敷き詰められていて抑圧時代の象徴だった今の壁の様子から時代の変遷が見て取れました。

ただ、ベルリンではAirbnb(エアビー)に滞在しましたが、マドリードやバルセロナなどスペインの都市はもちろん、アムステルダムと比べても手に入る食材のレベルが低く、普段欧州では旅行するときには半分以上の食事を自炊するようにしていますが、あまりそれを楽しめませんでした。
また、日本食のレストランについても欧州の主要都市であればGoogleマップで多数のレビューが入っていて、かつ4.5以上と高評価のレストランに入ればそれほど外すことはありませんが、ベルリンでそうして選んだレストランのクオリティは極めて低く、海鮮丼を頼んだところタイ米にマヨネーズが大量にかかったサーモンだけが載せられていて、同行した妻と思わず顔を見合わせました。頑張って少しだけトライしましたがほとんど食べられずに残してしまいました。
今回のベルリン訪問は下の子のサッカーキャンプに参加することも1つの目的で、そちらのキャンプは名選手のトニー・クロースが監修していてレベルも高く良かったのですが、サッカー以外の生活の楽しさで欧州の他の都市よりも魅力が劣っていたと言わざるをえません。
しかしながら、今回は同行した子供が年少であったこともあって訪問しなかったホロコーストにまつわる慰霊碑など、特に20世紀の歴史を振り返る上でとても重要な施設がたくさんあるベルリンを、子供と一緒に深く考察できるタイミングとなればまた訪問しようと思います。
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