ロックダウン下のシンガポールの生活

好きなレストランを応援しよう

ここ数年は、毎月東京とシンガポールを行き来する生活が続いていますが、東京での楽しみはなんといっても食事です。シンガポールでも美味しい和食を食べさせる店は増えていますが、選択肢の豊富さやコスパの面でやはり東京は圧倒的です。

普段、予約が困難な店で食事するためにいくつかのレストラン予約アプリに入っていますが、そうしたアプリでも東京の有名店が続々とお弁当の提供やデリバリーに参加してきていることが分かります。こうしたレストランで会食をする友人や知人からも、いくつかの店のお弁当やデリバリーを利用してみたけれども、とてもクオリティが高かったと話していました。

写真は、ミシュラン３つ星を１０年以上継続している神楽坂の名店、日本料理の「石かわ」のお弁当です。価格は15,000円しますが普段は食べられないお弁当を家で楽しめるという事で、店頭に続々と受け取りに来ていたと知人から聞きました。

もちろん、この価格でも普段の店舗での単価と比較すると数分の１で、採算面ではあまり期待できないでしょうが、職人さんたちのモチベーションやスキルを維持する上でも有効なのではないでしょうか。

日本ではあまり厳しいロックダウンが行われていないためか、新規感染者数が中々頭打ちしていません。シンガポールからいつ頃に東京に戻れるようになるのか先が見えませんが、友人や知人にお弁当やデリバリーサービスについて周知して、少しでも好きなレストランの応援をできればと思います。

岡村聡 (おかむらさとし)

シンガポールで資産運用のアドバイスを行う株式会社S&S investments代表取締役。マッキンゼー&カンパニー、アドバンテッジ・パートナーズなどを経て、2010年11月に妻と2人で同社を設立。現在、資産運用に加えて、海外移住や海外不動産投資などのコンサルティングも行っている。著書に「世界の超富裕層だけがやっているお金の習慣」(KADOKAWA／中経出版)など。

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