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The Style Concierge

サンシャインコースト

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前回に紹介しましたように、今年の夏休みにはバリ島のグリーンスクールに上の子供を連れて行きましたが、早くも来年の夏休みに通わせる学校を探し始めています。来年の夏に行く場所として最有力であるオーストラリアのサンシャインコーストを視察してきましたので、その様子について紹介します。(前回を読む)

最も発展しているゴールドコースト

今回の滞在では、オーストラリアのクイーンズランド州の最南端のゴールドコーストにシンガポールから入って、ブリスベン→カラウンドラ→ヌーサヘッズと毎日車で移動しながら、全部で5つのパブリックスクール(公立学校)を視察してきました。

東京で開催されたオーストラリアの大学や語学学校も含めて40-50校が集まった留学フェアに参加し、そこでクイーンズランド州の教育省のスタッフと話して、クイーンズランド州のパブリックスクールは海外からの留学生の受け入れに積極的であることを知って、今回視察することにしました。

このエリアでは、ゴールドコーストが日本で観光地として有名ですが、訪問してみるとクイーンズランド州では最も発展していて、数ヵ月間の滞在であっても快適に暮らせそうだと感じました。

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普段、資金が潤沢なインターナショナルスクールに通っているので、パブリックスクールの設備面を心配していましたが、両親たちが主導して様々な寄付イベントを開催していて、写真にあるようにIT機器やロボットといったテクノロジー教育のための設備も充実させていました。

一方で、両親の資金力で学校の設備や教育レベルが左右されるために、学区の所得レベルによって成績も大きく異なります。また、良いパブリックスクールがあれば住宅地としても人気が高まるため、不動産価格が高騰して自然と富裕層が集まり、さらにそれがそのエリアのパブリックスクールの魅力を高めるという相乗効果が働きます。当然ネガティブな相乗効果も働くために、学区ごとの格差も大きくなっていきます。このあたりの事情は米国と似ていると感じました。

岡村聡

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