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複数の収入源を持っている

複数の収入源を確保するのはより簡単になっている

収入源の複数化は、実業家のように自由がきく立場の方が実現しやすいが、それが必須要件ではない。一棟モノの不動産投資がメジャーな存在になったことで、一般的なサラリーマンが大規模な不動産投資を行い、給料以上の年収を得るというケースも珍しくなくなった。

近年に特徴的な現象といえば、やはりブログなどのネットビジネスだろう。

ブログやアフィリエイトサイトなどのネット広告ビジネスは、収入の絶対値としてはそれほど多くない。だがほとんとリスクがなく初期投資もほぼゼロでスタートできるという点では、画期的なビジネスといってよい。

例えばアフィリエイトサイトを運営し、年間100万円の収入があったとしよう。年間100万円を投資による利子・配当で得ようとすると、利回りを3%と仮定した場合、3000万円の資産と同ベルということになる。

アフィリエイトサイトは不労所得ではないが、ひとつの「仕組み」ビジネスであることに変わりはなく、100万円の収益を得られるサイトは、3000万円の資産と同じ価値があると見なすこともできるのだ。
 
ネット上である程度の知名度がある人は、オンラインでサロンを運営したり、自身のコンテンツを有料で販売することもできる。政府が副業を推進していることもあり、今後は複数の収入源を確保する人がさらに増えてくる可能性が高い。

これまで複数の収入源を持つことは、一部の富裕層や成功者に限定された話だったが、その裾野は確実に広がっている。複数の収益源の確保について、当初から意識した人とそうでない人との格差は、今後さらに拡大することになるだろう。

*この記事は2019年2月に掲載されたものです

加谷 珪一 (かや けいいち)

経済評論家。東北大学卒業後、投資ファンド運用会社などで企業評価や投資業務に従事。その後、コンサルティング会社を設立し代表に就任。マネーや経済に関するコラムなどの執筆を行う一方で、億単位の資産を運用する個人投資家の顔も持つ。著書「お金持ちの教科書」(阪急コミュニケーションズ)ほか多数。

連載コラム

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