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ヒマラヤのラグジュアリーリゾート「シックスセンシズ ブータン」癒しのステイ

ヒマラヤの聖地、断崖絶壁のタクツァン僧院へ登頂

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次の朝、プナカを後にして、最も美しい景観のひとつであるといわれるパロ渓谷へと旅を続けた。到着した「シックスセンシズ パロ」は、古代に建てられた「ゾン(城)」の遺跡に隣接していて、パロ渓谷を一望できる高台からの眺望が圧巻だ。その遺跡は「ストーン・ルインズ(石の遺跡)」と名付けられている。

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広いラウンジのソファに身を沈めて、180度視界が開けた雄大な渓谷をゆったり眺める。ここでは、ブータンの旅のハイライトが待っている。

「なぜ、どうやってそこに寺院が建てられたのか?」と、誰もが驚くような断崖絶壁に張り付くように立つ「タクツァン僧院」詣でに出かける。こんな秘境にもかかわらず、世界中からたくさんの参拝客が訪れるチベット仏教の聖地だ。

麓の駐車場からスタートし、急な坂道や岩に足をとられながら1時間ほど山道を登るが、はるか遠くに見える僧院はまだ視界に入らないほどのサイズでしかない。2時間ほどで第一展望台のカフェ「タイガーネスト」に到着。テラスから見えるタクツァン僧院はまだ豆粒ほどだ。

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さらに、3時間ほど登り第二展望台に到着すると、かなり近い距離でタクツァン僧院を眺めることができるようになった。ここは標高3,000m。タクツァン僧院がある2,500m地点までまだまだ登っては降りを繰り返す。そして、ついに到達した僧院は神々しい光を放っていた。荘厳な僧院を目の前に、なにものにも変えがたい達成感を得ることができた。

日頃のランニングとトレーニングも効いて、体に負担はそれほど感じない。ビジネスに勝つためには、やはり体力勝負。そして、この神聖な地では新たなインスピレーションも得られた。

次のプロジェクトが終わったら、またこのマジカルワールドに呼ばれそうだ。


Six Senses Bhutan(シックスセンシズ ブータン)
Location:Chang Gewog, Chunimeding, Babesa, Thimphu, Bhutan


取材/文 山下美樹子

エンリッチ編集部

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