ENRICH(エンリッチ)

The Style Concierge

ザ・リッツ・カールトン モルディブ、ファリアイランド、2021年春に開業

news20210209

世界最大のホテルチェーン、米マリオット・インターナショナルは2021年春に、マリオットの伝統的なブランド、「ザ・リッツ・カールトン」のモルディブ初進出となる「ザ・リッツ・カールトン モルディブ、ファリアイランド」を開業する。

ザ・リッツ・カールトン モルディブ、ファリアイランドは、北マーレ環礁の北東部にあるラグジュアリーリゾートのために作られた人工の島ファリ諸島に位置し、マーレ国際空港からスピードボートで45分、水上飛行機で10分の位置に誕生する。
 
ヴィラは水上ヴィラとビーチヴィラを含め全100棟からなり、1ベッドルームから3ベッドルームタイプのヴィラが用意される。ホテルのデザインは、数々のラグジュアリリゾートを手掛けた建築家ケリー・ヒル氏の建築会社が手掛け、モルディブの文化とターコイズブルーのサンゴ礁、渦巻く海風のイメージを採り入れた、モダンかつミニマリストな円形デザインとなっている。

プライバシー重視の各ヴィラは、水、風景、そよ風が空間を自由自在に流れる様子をイメージした曲線を採り入れ、自然素材と色合いを織り交ぜたナチュラルモダンなスタイルを採用。客室内のインテリアは、地域の伝統工芸品をモチーフにしたカスタムデザインの家具、ラグ、布地を採用し、モルディブの文化と自然環境が融合された空間となっている。また、全ベッドルームから地平線を見渡すことができ、プライべートプールからはサンゴ礁の景色を楽しむ事ができる。

ホテル設計に際しては、壊れやすいサンゴ礁の生態系への影響を最小限に抑えることを最重視しており、先駆的なプレハブの設計方法と材料を使用することで、島内での伐採が不要であることを保証、重作業を削減し、廃棄物・汚染ゼロを達成している。また、自然のそよ風や特殊なガラスを取り入れることでエアコンの使用制限を目指し、ソーラーパネルや持続可能な設計材料の導入、自然風での空調を通して、低炭素フットプリントを達成しているという。

エンリッチ編集部

Return Top